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内容説明
AIが進化を続ける現代社会において、人間にしかできない創造的発想をいかに生み出すのか。模造紙に情報を配置し、それを徹底的に整理することで企画やアイディアが浮かび上がる「コスモス法」、接続詞や表計算ソフトを駆使した深く考える技術「ロジカル・ブレスト法」。実態を正確に把握し、自らと向き合うことでアイディアを創出する独自の「発想の整理学」を、アカデミックな研究、ビジネスの現場、さらには日常生活でも使える発想術として提案する。
目次
はじめに
渾沌を打開するために
本書の構成
第一章 AIに負けない仕事とは何か
1 AIに負けない仕事のやり方
スマホとタブレットが仕事のやり方を変える
ビッグデータ・人工知能・ロボットが社会を変える
AI社会の羅針盤──わたしたち人類はAIの軍門に下ることはない
負けないための知的生産と生きがいづくり
2 人間がやらなければならない問題解決
新しい成果を生み出す
「質的統合法」で家を買う
願望と信念は異なる
寄りあいワークショップの六つのステップ
解と合意の創造
3 問題解決に必要な発想の整理
「さばく仕事」はAIに任せる
「知恵を働かす仕事」は人がやる
知恵を働かすのに役立つ発想の整理法
質と量の両方が必要
第二章 実態を捉える
1 「なんちゃってKJ法」とは何か
問1──この声をどうまとめるか
受講者の感想
「なんちゃってKJ法」
ヒントはジグソーパズル
作業の道具
目で見る作業のステップ──まとめるルールは単純
2 意見をまとめる
好奇心・悩み・困りごと・問題から始まる
情報(データ)を集める
データ化する
単位化の事例──Jさんの感想
データをまとめる
グループ編成をする
まとめた中身を「見える化」する
まとめた内容を伝える(文章化・口頭発表)
3 論理を発見する
問2──数カ条に集約された声の関係は?
集約された七カ条
ヒントは仏典のなかにある
問2の解答例──答えは一つではない
4 写真を使う
写真の魅力
写真を撮る
写真を選ぶ
写真をまとめる
写真をまとめる利点
第三章 深く考える
1 四コマ漫画に発想の原点がある
漫画の発想の仕組み
発想原理の四タイプ
「思考の三角形」と「接続詞」が決め手
朝日新聞連載四コマ漫画「ののちゃん」
漫画の大御所・手塚治虫に学ぶ
作業の道具
目で見る作業のステップ──発想するルールは単純
2 思考の三角形を使う
ロジカル・ブレスト法の手順
テーマを決める
「思考の三角形」と「接続詞」を使う
考えを書き出す
発想された仮説・アイデアを活かす
3 身体と知識を使って考える
問3──把握した実態は何を意味するか
ヒント1──身体に聴く
ヒント2──体験・経験・知識・情報とWEB情報を使う
問3の解答例──高齢者が捉える健康観の本質
補足──思考の鋳型
第四章 企画を立てる
1 こころの矛盾を整理する
四コマ漫画の仕組みを応用する
企画力で実務を切り開く
作業の道具
目で見る作業のステップ──発想し、まとめるルールは単純
2 作業をする
テーマを決める
考えを表現する
表現したことを整理する
結論を活用する
企画案を書く
3 見える化する
問4──あなたの人生計画は?
無意識の世界との対話
心理学からみた発想の仕組み
無意識界との対話の見える化
問4の解答例──人生の羅針盤を作ってみる
4 イラストを使う
モデルは一枚の紙芝居の絵
複数のイラストで実現のイメージを膨らませる
アイデアに実行力をもたせる
第五章 実際にやってみる
1 練習する
実態を捉える練習
深く考える練習
企画を立てる練習
2 応用する
エクセルで知的生産
エクセルで発想リレー
発想会議に応用
コーチング、カウンセリングに応用
考える力の育成に応用
イノベーションに応用
学術研究に応用
職場や地域のワークショップに応用
発想を実行して確かめる
おわりに
参考文献
感想・レビュー
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hiyu
takao
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Hiroki Nishizumi