ちくま新書<br> 発想の整理学 ──AIに負けない思考法

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ちくま新書
発想の整理学 ──AIに負けない思考法

  • 著者名:山浦晴男【著】
  • 価格 ¥770(本体¥700)
  • 筑摩書房(2020/07発売)
  • GW前半スタート!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~4/29)
  • ポイント 210pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784480073280

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内容説明

AIが進化を続ける現代社会において、人間にしかできない創造的発想をいかに生み出すのか。模造紙に情報を配置し、それを徹底的に整理することで企画やアイディアが浮かび上がる「コスモス法」、接続詞や表計算ソフトを駆使した深く考える技術「ロジカル・ブレスト法」。実態を正確に把握し、自らと向き合うことでアイディアを創出する独自の「発想の整理学」を、アカデミックな研究、ビジネスの現場、さらには日常生活でも使える発想術として提案する。

目次

はじめに
渾沌を打開するために
本書の構成
第一章 AIに負けない仕事とは何か
1 AIに負けない仕事のやり方
スマホとタブレットが仕事のやり方を変える
ビッグデータ・人工知能・ロボットが社会を変える
AI社会の羅針盤──わたしたち人類はAIの軍門に下ることはない
負けないための知的生産と生きがいづくり
2 人間がやらなければならない問題解決
新しい成果を生み出す
「質的統合法」で家を買う
願望と信念は異なる
寄りあいワークショップの六つのステップ
解と合意の創造
3 問題解決に必要な発想の整理
「さばく仕事」はAIに任せる
「知恵を働かす仕事」は人がやる
知恵を働かすのに役立つ発想の整理法
質と量の両方が必要
第二章 実態を捉える
1 「なんちゃってKJ法」とは何か
問1──この声をどうまとめるか
受講者の感想
「なんちゃってKJ法」
ヒントはジグソーパズル
作業の道具
目で見る作業のステップ──まとめるルールは単純
2 意見をまとめる
好奇心・悩み・困りごと・問題から始まる
情報(データ)を集める
データ化する
単位化の事例──Jさんの感想
データをまとめる
グループ編成をする
まとめた中身を「見える化」する
まとめた内容を伝える(文章化・口頭発表)
3 論理を発見する
問2──数カ条に集約された声の関係は?
集約された七カ条
ヒントは仏典のなかにある
問2の解答例──答えは一つではない
4 写真を使う
写真の魅力
写真を撮る
写真を選ぶ
写真をまとめる
写真をまとめる利点
第三章 深く考える
1 四コマ漫画に発想の原点がある
漫画の発想の仕組み
発想原理の四タイプ
「思考の三角形」と「接続詞」が決め手
朝日新聞連載四コマ漫画「ののちゃん」
漫画の大御所・手塚治虫に学ぶ
作業の道具
目で見る作業のステップ──発想するルールは単純
2 思考の三角形を使う
ロジカル・ブレスト法の手順
テーマを決める
「思考の三角形」と「接続詞」を使う
考えを書き出す
発想された仮説・アイデアを活かす
3 身体と知識を使って考える
問3──把握した実態は何を意味するか
ヒント1──身体に聴く
ヒント2──体験・経験・知識・情報とWEB情報を使う
問3の解答例──高齢者が捉える健康観の本質
補足──思考の鋳型
第四章 企画を立てる
1 こころの矛盾を整理する
四コマ漫画の仕組みを応用する
企画力で実務を切り開く
作業の道具
目で見る作業のステップ──発想し、まとめるルールは単純
2 作業をする
テーマを決める
考えを表現する
表現したことを整理する
結論を活用する
企画案を書く
3 見える化する
問4──あなたの人生計画は?
無意識の世界との対話
心理学からみた発想の仕組み
無意識界との対話の見える化
問4の解答例──人生の羅針盤を作ってみる
4 イラストを使う
モデルは一枚の紙芝居の絵
複数のイラストで実現のイメージを膨らませる
アイデアに実行力をもたせる
第五章 実際にやってみる
1 練習する
実態を捉える練習
深く考える練習
企画を立てる練習
2 応用する
エクセルで知的生産
エクセルで発想リレー
発想会議に応用
コーチング、カウンセリングに応用
考える力の育成に応用
イノベーションに応用
学術研究に応用
職場や地域のワークショップに応用
発想を実行して確かめる
おわりに
参考文献

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

まゆまゆ

12
自ら考え、行動するためのツールとして使える思考の整理方法を紹介していく内容。事例的·記述的な質的情報と様々な現象を数値化·数量化した量的情報をかけ合わせて考える方法、カード化からグルーピングにより図解化を目指す方法、エクセルを使った思考の三角形と接続詞を繰り返していくロジカルブレスト法の3つが紹介されていたが、読み解くのが難しかった(笑)2020/09/02

hiyu

5
全体として濃度が濃い内容で、読み進めるのに少々苦労したのが本音だろうか。VUCA等指摘していることは体感的には理解できたが。2020/12/26

takao

2
ふむ2021/10/11

Sanchai

2
KJ法の実践について知りたいと思い、川喜田二郎先生の直系のお弟子さんの昨年出されたばかりの本を読んでみた。常々思うことは、こういう半ば暗黙知化している実践法を文章化されても、わかる人はわかるが、わからない人にはイメージがしづらいということ。実際に体験できるような研修を著者がホストされていないかと調べてみたけれども見当たらず、本書の記述だけを読んで見様見真似で取り組んでみるしかないのかと思うとかなり気が遠くなりそう。2021/03/10

Hiroki Nishizumi

1
参考にはなるが、やはり実践が伴わないとモノに出来ない気がする2022/08/29

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