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内容説明
還暦とはよく言ったもので、「人生100年時代」を迎えつつあるいまも、60歳は転機の年。仕事に区切りがつき、子どもは独立。そしていよいよ自分の人生の終わりも視野に入ってくる……。「50歳を境に人生をギヤチェンジしていこう」と勧めてきた著者が、いよいよ60歳を迎えるにあたり、いつかは訪れる死というものを、どのように受け入れればよいかを考えていく。「宗教家・哲学者・芸術家・文学者など古今東西の賢者たちから導きを受け、後半生をより良く過ごすために必要な「死生観」の養い方を学ぶ一冊。
第1章 自分で人生を作り出すということ
第2章 死といかに向き合うか――賢者達の死生観
第3章 この世とあの世の道理を学ぶ――宗教の教え
第4章 死の瞬間を表現する――文学と死生観
第5章 人はいかに生きて、いかに死ぬべきか――私の死生観
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
tamami
31
さすがに最近は、もういわゆるハウツーものとか、○○の生き方というような類いの本は卒業かな、と思わないでもない。そんな中で、つい手に取ってしまう著者の一人が齋藤孝さんである。本書には、人生の後半戦を迎えた人に向けて、生きること・死ぬことについての、古今東西の賢者の言葉、宗教や哲学、歴史からのアプローチ、最後には筆者の死生観が記される。巻末の70冊を越える参考文献から窺えるように、本書には死生観に関わる金言・名言が満ちていて、どの頁を繰っても心に響いてくる言葉ばかりである。だから読者は、本書を一読の上、→2020/09/19
telephone
6
自ら死生観マニアという著者。色々な死生観がさらりと書かれていた。紹介されている本を読んでみようと思う。2021/02/06
tamalin7
4
齊藤先生の読書の蓄積の中から、死に臨む姿勢についてまとめたもの。死を視野に入れて生きるということですが、私としては隅に置きたいです。 ところで、釈迦の弟子の”チュンダ”がキノコでもてなして、意図せず釈迦を食中毒で死なせてしまった。今度麻雀をする時、「中だ!」と言うタイミングで友人に教えてやろうと思う。2021/01/19
ルーシィー
4
様々な原典からの引用がとても豊富で充実しています。納得できるまで読み込むには時間がかかりそうです。2020/09/30
Kazuhisa Okuda
3
最初は死生観の押し付けに辟易とした。 が、読み進めているうちに、こう考えなさい、こうしなさいと押し付けているのではなく、あくまでこういう考え方もあるよと、紹介してくれているのだと気付いてからはスッと言葉が入ってきた。 但し、やっぱり死と向き合う意味合いが強い本なので、生にしがみつきたい私には、そんな訳あるかとツッコミ続けながら読んだ本でした。この本は如何に死を美しく迎えるかに焦点を置きすぎかな。私はやっぱり無様でも生にしがみついて死にたい。2021/03/23