内容説明
己のメタモルフォーゼ(変化)を恐れるな。
NYタイムズほか国内メディア大注目!
日本の大学初、アフリカ系学長がこの国でどう生き抜いたか?
不確実な世界を生きる最高の講義。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
けんとまん1007
45
常日頃感じていたことが、たくさん書かれていた。そこを、わかりやく言語化されているのが、さすがだなあ~と思う。ますます、生きづらさが大きくなっているように思う、この国の在り様にたいする大いなるメッセージ。他人と異なることを怖れ、自分を出すこともなく、ネット上から情報(フェイクも含め)を集めるだけの風潮。それでは、ますます生きづらさが大きくなるだけだと思う。自分を出すこと、ここの注力することが肝要だろ思う。2020/08/16
Nobuko Hashimoto
35
以前、非常勤で政治学を教えていた京都精華大学には自由で開放的な気風を感じて気に入っていた。その精華大で日本で初めてアフリカ出身の教員が学長になったというので、どのようなことを研究し、どのようなことを若者に語ろうとする人なのだろうと手に取る。発想やメンタリティが前向き、外向きでありながら、人との関係においては細やかで丁寧。たしかに「これからの世界」を自分の力で、自分らしく、人と連帯して生きようとする若者におすすめ。カドを立てず、なんとなくで済ませようとして先が閉じちゃっている感のある大人にもおすすめ。2021/01/09
Moca
34
京都精華大学学長であるマリ共和国生まれのウスビ・サコは日本に来て、こうであるべきなところと期待できるところをこれからの世界に生きていくための教訓としてこの本書は書かれている。 この本書で印象残ったところは、これからはグローバル化社会なっていく上で、外国/外国人の文化と価値観を理解していくことが必要である。やはり、それらを理解していくには、相手との接して、コミュニケーションを取っていくことが必要だと思った。外国の事態があったとしても、自国(日本)は無関心で、他人事のように思っているのが現実。2022/01/26
ムーミン
33
空気を読むことの本当の意味について自分の中で改めて確認できました。2025/04/21
Moca
29
日本と外国は文化や人種や環境等、それぞれ違うけど、違っていても人間は同じだ。 そういったアイディンティティを持つことが必要とされている。2022/01/26