中公文庫<br> ことばの波止場

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中公文庫
ことばの波止場

  • 著者名:和田誠【著】
  • 価格 ¥726(本体¥660)
  • 中央公論新社(2020/06発売)
  • 中央公論新社 GW特大フェア ポイント40倍!(~5/12)
  • ポイント 240pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784122068872

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内容説明

読んだらすぐに試したくなる、大人が楽しいことばの遊び

戦時中の替え歌、和歌や落語、
しりとり、回文、アナグラム。七五調や韻の妙。
マザーグース、不思議の国のアリス、クマのプーさん。

和田誠さんが長年かけてこつこつ集めた
〈ことばのトリビア〉を紹介します。

ほのぼのする挿絵入り

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

へくとぱすかる

64
和田さんは、絵だけでなく、ことばのセンスも抜群。いわゆる「ことば遊び」について、講演のためにまとめた資料が元。すんなり読めて楽しい。土井晩翠の名に意外なルーツが。知らなかった。アサヒビールと三ツ矢サイダーのパズルはすごいが、日本調の作品例には時代を感じる。マザーグースの翻訳は、やっぱり谷川さんのが現代的でいいと思う。文庫のしおりとは別ヴァージョンの和田さんのイラストがいい。英語・中国語の詩では当たり前な脚韻も、日本語では至難のわざだが、しかし和田さんはチャレンジした。ここまで自然な例は少ないはず。2020/08/21

momogaga

47
和田さんの多才な魅力があふれていました。テーマは言葉遊び。題名にも遊びがありますね。2022/11/20

たぬ

19
☆3.5 イラストレーター兼平野レミのご夫君。そのイメージしかなかったんで文章も書いていたのかとまずは軽く驚いた。これは児童書専門店が主催したセミナーでの講演を文字起こししたもの。しりとり、いろは、回文、アナグラム… 国語の授業は好きだったけど「ことば」の面白さがわかるようになったのは大人になってからだなあ。リズム感のある詩とかね。好き。2024/02/11

くろうさぎ

14
取り上げてある、さまざまな言葉遊びが面白い。「不思議の国のアリス」にしても、「くまのプーさん」にしても、訳者によって選ぶことばの味わいが違って、それもまた楽しみどころですよね。「折句」のところのアサヒビールの広告の例は、自分ならどんな言葉を入れるだろう?と考えたりして楽しめました。挿絵も可愛らしいし、紙質も良くて、ずっと手元に置いておきたい一冊です。2024/02/23

新天地

11
和田誠さんの講演会の内容をまとめた「言葉遊び」の本。しりとり、替え歌、回文、いろは歌、アナグラム、韻等々、様々な言葉の面白さに触れてとても楽しい一時だった。「アナグラム」の章では自分の好きなアルセーヌ・ルパンや泡坂妻夫も出てきて、ある意味期待通りの面白さだった。そしてこの本で一番凄いと思ったのは最後を飾る「押韻の実習」の章。巷の日本の歌の多くだって当たり前に韻を踏んでいるが、洋楽の翻訳で元の意味を崩さずリズムを守り韻を踏むという技巧に鳥肌が立つほどだった。また一つ和田さん一面を知ることができた。2020/08/02

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