俳優のためのオーディションハンドブック

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俳優のためのオーディションハンドブック

  • ISBN:9784845919277

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内容説明

「オーディションは落ちるもの」
そう考えることで僕は自分らしく楽しんで演技ができるようになった。
著者が言うように演技する喜びこそが大切なんだ。
──森崎ウィン(俳優・アーティスト)

オーディションの通過はゴールではなくスタートだ! 
出発点に立つために必要なことを学んで下さい。
──大塚明夫(声優・俳優)

『ウォーキング・デッド』や『ブレイキング・バッド』、『GOTHAM/ゴッサム』といった海外ドラマに携わり、作品を成功に導いてきたキャスティング・ディレクターのシャロン・ビアリー。キャストを知名度では選ばず、俳優の才能を見抜き、物語やキャラクターをより魅力的にするための配役を行う彼女の手腕は、内外で高く評価されている。

本書では、海外ドラマだけでなく、ハリウッド映画やブロードウェイ・ミュージカルにも関わるビアリーが、悩める俳優からの28の質問に回答。「オーディションでキャスティング・ディレクターが俳優に求めているものは何ですか?」や「映画やテレビのオーディションでは直球的な選択か、独創的で意外性のある選択か、どちらで演じるのがお勧めですか?」といった質問に、俳優への敬意を示しながら情熱的かつ実践的に答えていく。

ビアリーの回答は抽象的な演技論ではなく、自身が関わった作品のオーディションを例に出しながら具体的かつわかりやすく展開。オーディションにおいて大切なことを学びながら人気海外ドラマの裏話も楽しめる。

監修を『ラストサムライ』や『バベル』のキャスティングを担当した奈良橋陽子が担当、さらに日本版限定の書き下ろし解説も加筆しており、日本の俳優志望者に熱いエールを送っている。また、『ブレイキング・バッド』主演のブライアン・クランストンによるまえがきのほか、『ハンニバル』脚本のデヴィッド・マメット、『ウォーキング・デッド』出演のノーマン・リーダス、『不都合な真実』監督のデイビス・グッゲンハイムらによるコメントも収録。周囲の人々の言葉から、ビアリーがキャスト・スタッフにどれほど信頼されているかがよくわかるはずだ。

ほかにオーディションに関する専門的な言葉を解説する用語集や、現場に向かう前に確認しておくべきことがわかるチェックリストも掲載。俳優や声優といった演技に携わる者だけでなく、プロデューサーや監督など製作サイドの「選ぶ側」の人々にとっても意義のある1冊だ。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

古民家でスローライフ

1
長年、ハリウッドの映画業界の中で、キャスティングディレクターとして活躍してきた著者による俳優がオーディションに臨む際に、実践する具体的な方法を解説した一冊。当たり前のことだが、狭き門を突破するには、それに見合う努力と準備が必要であり、才能の輝きのみで合格するような甘いものではないことがわかる。俳優という特殊な職業について、ほとんどの人にとって、スクリーンの向こう側の世界のことではあるが、オーディションという意味では、就職活動の面接にも通じるものがあり、そういう側面から読むと、多くの知見を得られる。2025/01/13

gongxia

1
やっぱり日本と海外では違うんじゃないかなぁと思いつつも、共通して言えるのはやっぱり真摯に台本に向き合うことと、自分を信じることだなぁと思いました。2020/07/24

たろーたん

0
覚書。「オーディションのコツが知りたいなら、しばらく審査する側として働いてみることよ」「俳優に求めているものは、まず才能。次に自信。自信がある人には引き込まれる」「オーディションの目標は受かることより、キャスティング事務所に顔を覚えてもあって何度も呼ばれるようになること。演技の仕事は数うち当たるという側面がある」「質問をしてもいい。ただし、質問の答えを得られたら、必ず演技に反映してください。たいして演技が変わらなければ、答えをちゃんと聞いていない証拠です」2024/04/12

健康

0
オーディションにどう臨むべきか?Q&A形式で具体的で実用的に書かれている。「オーディションは人を落とすためのものではない」というのはすべての俳優がはじめに覚えておきたいこと。俳優になりたい人は、まずこれを読んでどんどんオーディション受けたらいいと思う。トレーニングは並行して行うべきだけど「どうオーディションを受けるか?」は将来に直結する最も大事なこと。非常に有用な本。2021/06/19

Mr.Tomatohead

0
かなり具体的に書かれてあり、なおかつ実際のエピソードとかも交えながら説明してくれている。『ウォーキングデッド』のジョンバーンサルや『ブレイキングバッド』のブライアンクランストンなどなど。28個の質問に対する回答という形で説明してくれているのだが、この質問がまた少し自分の中で冷静になって考えてみたら分かるような質問ばかりで目次を見ると正直拍子抜けしてしまう。しかしその中から飛躍させた回答と勇気が出るような言葉によって自信が湧き立ってくる。オーディションでの不合格は失敗ではない。失敗からいかに立ち直るかが鍵。2021/01/24

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