内容説明
時は幕末。明治維新の立役者の坂本竜馬は京都で暗殺される…。短い人生を終えるはずだったが、ふと目覚ると見知らぬ風景が広がっていた。竜馬にひとりの若者が話しかける。髪はボサボサで、頼りない見た目をしたその人物は、若き日のナポレオンであった！ 竜馬は革命中の18世紀フランスに転生していた！ しかし革命の立役者であるはずのナポレオンは恋愛小説家志望で革命に興味無し。竜馬は頭を抱える…。革命が成立しないと全世界の歴史が変わる！ もちろん日本も！ 竜馬は英雄を奮い立たせる攻めの一手を打つ！ 囚われの王女マリー・アントワネットの救出計画！ 恋愛体質の英雄の心に火はつくか？ 転生した竜馬の手腕が試される!!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
真白優樹
13
京都で死した筈の坂本龍馬が18世紀のフランスへと転生し、若き日のナポレオンと出会い始まる物語。―――英雄と英傑揃いて始まる、誰も知らない世界の歴史。 １８世紀のフランスなどという世界に坂本龍馬を放り込んだらどうなるのか。その答えを実際に示すと言わんばかりに龍馬が暴れ回る物語であり、歴史改変のタブーを解禁したが故にどんどん未知の世界が広がっていく、あまり見たことのない題材だからこそ未知の面白さがある、独自の登場人物などいなくても面白いという事を教えてくれる物語である。 勿論、次巻も楽しみである。2020/06/30
nas
6
坂本龍馬が過去に跳んでフランス革命に介入する話。やっぱ坂本龍馬のキャラって好きだなぁ、あと気持ちいい歴史改変で楽しい2020/10/25
臓物ちゃん
5
信長と並び頻繁に未来人のタイムスリップに巻き込まれることで知られる幕末の英傑・坂本龍馬だが、まさか彼自身が未来人として革命ただ中の18世紀末フランスに跳躍してしまうとは！王妃処刑という革命の悲劇を阻止し、自由と博愛の精神を七十年後の維新に繋げるためにふたたび龍馬が奔走する痛快な作品。んあァ〜面白い！完全スカッと重視で歴史をグリグリ改変、ルイ17世の活躍も嬉しいね。「ナポレオンなら私とひけをとらないでしょうな……」と『風雲児たち』でも豪語してた佐久間象山先生も喜んでいるであろう一冊。2020/07/02
ハナさん*
0
2020年6月30日発行第１刷が底本の電書で。BookLive!で70％以上の割引品をさらに10％引きクーポンと来店ポイント利用で、実質ゼロ円で購入。コミカライズ版をゼブラック無料チケットで読んだらかなりおもしろく、非常に興味を惹かれたので、原作を購入。タイトルだけは知っていた『織田信奈』シリーズ作者の作品。異世界転生とか、現代人が江戸/戦国時代にタイムスリップする、歴史上の有名人が現代日本に転生とかいった、流行りネタのミックス。暗殺された竜馬が革命期のフランスに転生(？)して、ナポレオンとバディになる。2024/02/29
中山バスター
0
竜馬は暗殺され、人生を終えるはずだったが、18世紀フランスに転生していた。しかしナポレオンは恋愛小説家志望で革命に興味なし。転生した竜馬の手腕が試される◆時代の革命児が別の革命児の時代に転生いう今までになかった設定だったんだけど、自分自身が龍馬もナポレオンも大して知らなかったのでこの小説を面白いと思っている人の半分も楽しめていないと思う。別作品の織田信奈も史実に基づいているときは好きだったのでこれもきっとそうなんだろうなと思う。次は読まないと思うけど歴史好きのラノベ好きは読んだ方がいいかもしれない作品2020/11/11
