ヨシモトブックス<br> サムガールズ  - あの子が故郷に帰るとき -

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ヨシモトブックス
サムガールズ - あの子が故郷に帰るとき -

  • ISBN:9784847097010

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内容説明

お会いしたことのない女性の写真を眺めながら勝手にその人の人生を綴りました。
貴女は貴女。私も、貴女です。――じろう

お笑いコンビ・シソンヌのじろうが、ローカルライフ・ウェブマガジン「雛形」で連載した妄想短編小説「あの子が故郷に帰るとき」が待望の電子書籍化!
本書は、写真家の志鎌康平氏が国内外で撮り下ろした女性ポートレートをもとに、出会ったこともない全国各地の女性たちのバックストーリーを妄想だけで描き出すという、自身初の短編小説集です。
女優・西田尚美さんを主人公に迎えた書き下ろしも含む全10作品を収録。

■「投げキッスをファーストキスにカウントしていいなら、私のファーストキスはこの時でした」(第一話『私と一輪車』より)
■「自分がよくいなくなるので、誰かがいなくなってもなんとも思わないのです。犬がいすぎたのも原因かもしれません」(第二話『母と別れて三千里』より)
■「多分この日から私ひとりの人生じゃなくなったんだと思います」(第三話『私のばあば。私はばあば』より)

ほか全10作品。


【著者プロフィール】
じろう(シソンヌ)
青森県弘前市出身。2006年4月に結成したお笑いコンビ「シソンヌ」のボケ担当。吉本興業所属。
東京NSC11期生。2014年第7回キングオブコント王者。演技力の高いコントを得意とする。
執筆業は雑誌コラムのほか、ドラマ 『卒業バカメンタリー』(日本テレビ系)、映画『美人が婚活してみたら』(2019年公開)の脚本を担当。
著書に、“川嶋佳子”名義で日記小説として書籍化した『甘いお酒でうがい』(KADOKAWA)がある。
Twitter: @sissonne_jiro
サイト:http://sissonne.jp


発行:ヨシモトブックス
発売:ワニブックス

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

むぎじる

30
「甘いお酒でうがい」を読んで、その女子ぶりが病みつきになったシソンヌじろうさん。その後「LIFE」の小金原聡子にゾッコンの私。今回は、1枚の写真から想像上の彼女たちの心情を描き出している。実際、写真の彼女たちが語りかけているようなノンフィクション感がおもしろい。爆笑というより片方の口の端をニャリとさせるような笑いが後を引く。2019/03/01

のりのり🍳ぽんこつ2𝒏𝒅

8
シソンヌじろうが書く、10人の女性をモデルにした短編集。1枚の知らない女性の写真とその人の年齢と居住歴、その情報のみで全くの妄想で物語が紡がれていく。想像を膨らまし展開される物語は、自分だってその女性のこと知らないくせに不思議と「確かにそんな感じする」話だったりするから面白い。どの女性も思い込みの強いキャラが印象的で、奇想天外でありつつその世界観に引き込まれ、思わずじーんなんてする話も。なんだろう、この才能は、見事です! さらに興味深いのは「あの子」への巻末インタビュー、あながち外れてもいなかった(笑)2020/08/28

MOTO

6
シソンヌじろうさんの妄想小説。発信源は10人の女性の写真だけ。(この人はおそらくこんな人生を…)じろうさんの脳内にもやもやと浮かび上がってくる彼女らの(もうひとつの)人生は、疑いようも無い程じろうさんワールド。こんな世界で生きられるなんて羨ましいやら、羨ましくないやら。(笑)2020/12/03

文々

1
お笑いのシソンヌのじろうさんとは違う一面を垣間見た気がした。とある女性の写真とプロフィールからストーリーを作ったという、十話の短編集。ありそうでなさそうで、現実味のお話に非現実的なことも散りばめられていて奇妙な感覚になりながらもほっこりした。読み終わりが心地よくて、すごい面白かった。分かってはいたけれどじろうさんってお話を作るのに実力があるんだなぁ、凄いなぁと思った。2024/05/23

あひる三太郎

1
じろうさんの才能が本当に素晴らしい。2024/02/06

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