集英社インターナショナル<br> 君はるか 古関裕而と金子の恋

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集英社インターナショナル
君はるか 古関裕而と金子の恋

  • 著者名:古関正裕【著】
  • 価格 ¥1,584(本体¥1,440)
  • 集英社(2020/06発売)
  • GW前半スタート!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~4/29)
  • ポイント 420pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784797673760

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内容説明

2020年度、連続テレビ小説『エール』で、主人公のモデルとなった国民的作曲家、古関裕而と妻・金子(きんこ)。ふたりは文通のみで恋愛し、ひとたび会った時には、たちまち結婚に至るという、希有な純愛で結ばれた。当初は、オペラ歌手を目指していた金子の、裕而へのさりげないファンレターで始まった文通は、やがて熱烈なラブレターへと変わっていく。手紙による恋愛、結婚という純愛物語は、現代ではもはやおとぎ話。ふたりの愛の往復書簡は、逆に新鮮に心に響くに違いない。なおこの作品は、長男である正裕氏が、父と母が残したラブレターを整理し、丹念に読み解き、10年の月日をかけて、ふたりの熱情と名曲誕生秘話を綴った、珠玉の恋愛小説。身内によって書かれた唯一無二の物語である。「写真で綴る古関裕而・金子略年表」付き。

目次

第一楽章 アダージョ カプリッチオーソ ゆったりと きままに
第二楽章 アンダンテ カンタービレ ゆっくりと 歌うように
第三楽章 アレグロ ドルチェ 速く 甘く
第四楽章 プレスト アパッショナート とても速く 情熱的に
エピローグ
付録 写真で綴る古関裕而・金子略年表

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

きみたけ

4
古関裕而の足跡をたどる第2弾。前回、古関裕而の生涯についての本を読んだ時、この本の紹介があったので併せて読みました。夫婦になる前の二人のラブレターの内容を赤裸々に綴っています。今の時代ではラブレターだけで結婚まで漕ぎ着けるのは至難の技だと思いますが、お互い純粋な気持ちを何通にも通いあわせて結婚まで至るとは何とも恐れ入る感じです。来週、古関裕而の幻の楽譜を音にする(歌う)機会があるので、とても参考になりました。2020/08/25

マウンテンゴリラ

4
御子息が書かれた、芸術家としての古関裕而と、その妻である金子との、出会い、葛藤、結婚までの物語。主に2人の書簡を通して、ある意味赤裸々に、またある意味小説風にまとめられており、楽しんで読むことができた。テレビドラマでは、主人公とその物語をかなり庶民的に描いており、それはそれで十分に楽しめるが、本書では芸術家としての大成と恋愛との狭間での葛藤を、より強く読み取ることができた。しかし、彼が芸術を諦め恋愛と安定を選ぶ人生を選んだ、というわけでも無いだろう。当時の価値観からすれば、西洋の伝統音楽が芸術で、→(2)2020/05/23

つじつじ

3
すごい熱烈ラブレターでした。朝ドラとの違いもありました。すごいなー、文通で結婚!2020/06/06

びいなす

1
すごく熱烈なラブレターのやり取りで進んでいく。そしてやっと福島と愛知県豊橋の遠距離恋愛が終わったところで、お話もおしまい。ちょっと読んでて恥ずかしくなるほど、熱いおふたり、仲良さそうで羨ましい限り。天国でどう思ってらっしゃるか、ちょっと気ががり。 2021/10/04

Hideichi Sekiya

0
本書はご子息が両親のファンレターのやりとりの様子を著した書籍、NHK連続テレビ小説のものと異なり、脚色は一切なく、真実によるものだと思います。短期間のファンレターのやりとりが恋愛に発展し、結婚に結び付いたのだから、封建社会からの脱却ができていなかった当時としてはいかにすごかったことでしょうか?連続テレビ小説との設定上の違いもよくわかりました。2020/05/27

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