講談社文芸文庫<br> 私説聊斎志異

個数:1
紙書籍版価格
¥1,012
  • 電子書籍
  • Reader

講談社文芸文庫
私説聊斎志異

  • 著者名:安岡章太郎【著】
  • 価格 ¥957(本体¥870)
  • 講談社(2020/07発売)
  • ポイント 8pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784061975576

ファイル: /

内容説明

官吏の登竜門である科挙の試験に生涯落第し続けて、その鬱屈をバネに幻想怪異譚『聊斎志異』16巻を書いた、清代の蒲松齢。著者・安岡章太郎は、己れの屈折した戦時下体験をこの作者に重ね合わせつつ、回想小説風に筆を進める。時代と社会と個人の根っこの関係を自在に描いて、人間存在の不可思議な面白さを生きいき剔出する。後の『流離譚』などの作品とも通ずる名篇。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

kanikakuni

1
南禅寺にこもって小説を書いている「私」の回想が、清の怪異集、聊斎志異と重なりながらつづられていく。冒頭とラストに登場する、岡崎の観世会館のとなりの不思議な建物の挿話が印象的で、全体をひきしめている。2019/01/19

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/1740504
  • ご注意事項