詩想社新書<br> 「日米基軸」幻想

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詩想社新書
「日米基軸」幻想

  • ISBN:9784908170034

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内容説明

「米国について行けば、幸せになれる・・・」
戦後日本人が抱き続ける「日米基軸」という幻想の正体。
凋落する米国に、日本はどこまでついて行くのか!?

米国に追従することが、日本の国力をつけ、
民衆を豊かにする時代は終わった。
米国の国力が衰退を始め、中国が急速に台頭するなか、
米国主導の世界秩序の崩壊がいま始まりつつある。
3世紀にわたるアングロサクソン支配の
世界構造が激変を始めるなか、
なぜ日本は依然として米国に盲従し続けるのか。
「日米基軸」という幻想に憑かれたこの国の深層を解き明かし、
日本の進むべき道を探る。

序章 衰退するアメリカとトランプ政治のこれから(進藤榮一)
第1章 トランプ出現とアメリカ帝国の崩壊(白井聡 進藤榮一)
偉大なるアメリカを求めてさまよう帝国
情報革命がもたらしたアメリカの衰退
新自由主義がつくり上げたアメリカの新たな徴兵制
「国家の民」と「市場の民」
など

第2章 「凋落するアメリカ」に従属し続ける日本の未来(白井聡 進藤榮一)
安倍首相の目指す「戦後レジームからの脱却」とは何か
トランプの対日外交はどうなるか
日本の軍備増強、兵器開発とともに必然的に進むアメリカへの従属
オバマの広島訪問で見えた日本のアメリカコンプレックス
発掘された天皇メッセージが示す日米安保の正体
アメリカニズムに洗脳された日本の知の現場
欧米への劣等感と、アジアに対する優越感と
など

第3章 戦後日本の「日米基軸」論を超えて(白井聡 進藤榮一)
リーダーの座から滑り落ちつつあるアメリカと日本の共通点
アメリカ・中国の衝突は本当に起こるのか
金権政治の驚異的な拡大が招いた民主主義の機能不全
巨大な転換期の兆候がすでに見えている
三世紀にわたるアングロサクソンによる世界支配の終焉
北朝鮮問題解決に必要なアジア的な知恵とは
など

終章 破綻した政権と国民(白井聡)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

みこ

7
ここ最近の嘗てない強固な日米関係が嘗てない強固な主従関係に思えたのでタイトルに惹かれて買ってみた。 よくもまあこんなものを出版したものである。というのが率直な感想。 内容は鳩山氏をガチで優秀な政治家と信じる自称知識人の二人による対談なのだが、どこを切り取ってもツッコミどころしかないのだから笑えてくる。仮に読んでみたいという物好きな人がいたとしても是非他の本を読むとかサッカー観戦など他の娯楽を勤しむとか時間の有効活用を勧めたい。 唯一の収穫は二度とこの二人の本やこの出版社の本を買うことはないと感じたこと。2018/06/27

てっちゃん

3
乱暴な物言いもあったが、結構面白かった。トランプも安倍もアホなら、我々はどうすりゃいいのか。もっと処方箋を語って欲しいな。2018/08/02

ponn

0
27歳の私がまだ、若者だというのなら言わせていただきたい。この国を若者を蔑ろにしてダメにしてきたのは、声を上げずに文句ばかり言う今の政治や社会を担う中年層なのではないだろうか?誰も現状を知ろうとしない。知ったところで何も出来ない。常に諦めている世代を見て育った子供達は何の希望を持って生きていくのか?この情報化社会の中で何故、日本国民は政府に先導された情報だけを取り込み満足しているのだろうか。日本人はどこまで堕ち続けるのか。私には信じる翼は無いが、自らが行動を起こさずして現状は変わらないことを知っている。2023/06/20

ワシじゃ

0
タイトルから、てっきり日本の自主防衛を促すのかと思ったが、違った。国内外からルーピーと揶揄された鳩山元総理の東アジア構想を賛美し、米国の凋落・日本の衰退は事実だが、韓国や中国の可能性を語り軸足はアジアにありと語る。 国際条約・国家間の約束事が理解出来ない国々と何をしろと言うのか?バカも休み休みにして欲しい。進藤栄一・白井聡氏の共著である。両氏は日本や周辺国の誤った歴史認識に捕らわれており、今後の方針も間違いだらけ、従って読む価値無しの著書でした。2022/07/08

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