図解 渋沢栄一と「論語と算盤」

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図解 渋沢栄一と「論語と算盤」

  • 著者名:齋藤孝
  • 価格 ¥1,760(本体¥1,600)
  • フォレスト出版(2020/06発売)
  • 5/5はこどもの日!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~5/6)
  • ポイント 480pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784866800868
  • NDC分類:289.1

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内容説明

■豊富なイラストや図とともに、「渋沢の人生」と「不朽の名作」を1冊で学ぶ

2021年にNHKの大河ドラマの主人公に、そして2024年に1万円札の肖像が渋沢栄一に変わります。
しかし、あなたはどれだけ栄一のことを知っているでしょうか?
なぜ、栄一の著書『論語と算盤』は、不朽の名作として読みつがれているのでしょうか?
栄一は「日本の資本主義の父」と呼ばれ、生涯に500もの会社の設立に関わり、
資本主義(商工業)の発達に尽力して、日本の経済の礎を築いた人物。

その1)生涯、2)代表作『論語と算盤』、そして3)歴史的な関連人物の3つの側面から、
縦横に渋沢栄一を掘り下げ、図やイラストを多用してわかりやすく解説します。

■なぜ今、渋沢栄一なのか?
大企業による事業の独占、税金逃れ。富裕層がお金を増やす一方で、
貧しい家庭が増え続ける格差社会……。
こうした現在の日本を渋沢栄一が見れば、
「私はこんな未来のために働いたのではない」と嘆くでしょう。

なぜなら、栄一は「道徳経済合一論」を唱え、経済活動で得た利益は、
みんなでシェアする社会を理想としたからです。
しかし、本書の著者・齋藤孝先生は次のように語ります。
「今の時代にもう一度渋沢栄一に光が当たって、
新しい1万円札を見るたびに『これから先、みんなが益するような社会にしていきたい』と願えば、
日本はまだまだ明るい方向に発展していくことが期待できます」

ぜひ本書から、栄一の心の動き、強い精神、
知力の働きというものを学び、日々の活動に活かしてください。

■目次
まえがき なぜ今、「渋沢栄一」なのか?
Chapter 1 『論語と算盤』がもっと面白くなる渋沢栄一の人生
Chapter 2 今だからこそ胸に刻みたい『論語と算盤』の教え
Chapter 3 渋沢栄一の関連人物から読む『論語と算盤』

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

壱萬弐仟縁

33
明朝太字を引用していく。いろいろな本を読むことで、意味がとれるようにしていく多読の方法(20頁)。大きな成功よりも道を踏み外さないことのほうが大切だ(73頁)。富とともに精神を向上させていくことが大事だ(88頁)。岩﨑弥太郎は屋形船会合事件で決裂(181頁図式)。 2021/09/08

紅香@新刊購入まで積読消化あと3冊⭐︎

25
『経済とは「経世済民」の略。世の中をよく治めて民衆を苦しみから救うという意味』だとするならば、軌道がズレていませんか?コロナ禍で輪郭が露わになった経済、学問、政治そしてこの国の実態。このタイミング。世界が未曾有の窮地に立たされている今だからこそ渋沢栄一なのだと分かった。本当に大切な信念とは、経済とは、分かりやすく解説。天地が揺らぐような幕末、明治維新のあの時と今は似ている。今一度、人として原点へ。大河ドラマも始まった。論語『知仁勇』を胸に世の中を洗濯したい!ムーブメントが起こりそうな予感。2021/02/17

いーたん

22
渋沢栄一の『論語と算盤』を読もうと思い、こちらを手にしました。齋藤先生のわかりやすい解説とふんだんにあるイラストでとても読みやすかった!渋沢栄一は、論語を柱としつつバイタリティ、明るさと共に上機嫌さがあった、というくだりに、ハッとする。上機嫌でいることは、とても大事なことに思えるのです、今の時代ならなおさらに。2020/09/27

花乃雪音

16
渋沢栄一著『論語と算盤』の解説本。大半は原著を読めば済むが本書の初めに渋沢の人生を書いてその後で『論語と算盤』の解説が書かれている点が良かった。『論語と算盤』を読んでいて疑問に思う所があったのでこの構成は理解が速い。渋沢の師匠尾高惇忠の教え方で一冊の本を何度も読んで意味を理解させるのではなく、いろいろな本を読むことでおのずと意味を理解させるという手法を取り入れていた話を知ったことがこの本を読んだ一番の収穫だった。2020/10/27

ナツ

11
いわゆる百姓の出から、江戸から明治の経済体制の基盤を築いた渋沢栄一。彼が、関わった会社や団体が多いことにも驚いた(サッポロビール、JR,大日本印刷、古河機械金属などその他多数)。岩崎弥太郎のように、三菱を立ち上げて財閥を築き子孫に財力を残すことも大いに可能だった。しかし、渋沢がそうしなかったのは、皆が参加して国民全体に利益が行き渡るようにしなければ、国の繁栄はないと考えたからだ。新一万円札の顔が感慨深い。2021/10/01

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