内容説明
少女小説家の姉と雑誌編集者の弟。両親を惨殺された2人は、心機一転、京都から東京へ居を移した。姉は同じアパートに愛人と暮らす中年作家に思いを寄せ、同性愛者の弟は過去を断ち切ろうと女性と交際を始めた。複雑に絡み合う男女の愛憎が、やがて血腥い一家殺害事件に……。巧みな構成と繊細な心理描写で魅せる傑作長編に加え、レトリックが冴える3つの短編を併録!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
HANA
59
ミステリにはトリックとかに主眼が置かれたものと人間関係に主眼が置かれた二種類があると思うのだけど、本書はその後者の最たるもの。狭い世界での限られた登場人物によるドロドロの人間関係を楽しむことが出来ます。その人間関係もニヒリズムや二重三重の肉体関係等、どの登場人物も身勝手の極み、ほぼ自分の都合によって動くのでそれほど感情移入する事も無くそれぞれの転落する様を楽しめる構成。同時収録の短編も人間関係の濃密さをこれでもかと味あわせてくれるし。しかし埋もれていたミステリをこうして復刊してくれるのはありがたいなあ。2021/04/19
おれんじぺこ♪(17年生)
15
表題含む4編のお話が1冊になっている。1961年に発行されたものだって。(当たり前だけど)設定が昔のものはちょっと苦手なので表題の「沈黙の家」を読むので精一杯だった。2022/07/21
ドッケン
11
かなり昔の小説で、時代背景も楽しめました。2023/07/22
JKD
10
癖の強い男女9人の狭い世界で繰り広げられる高密度なドロドロ愛憎劇。それぞれの身勝手な思惑が交錯するなか1人また1人と死んでいく。誰が何のために。その本心は一部にしかわからないまま時間だけが静かに過ぎて行く。この調子だとあと2人くらい殺されそうな感じ。喋らなきゃいいのに。とても60年前の小説とは思えないほどぶっ飛んでました。2020/03/29
yasu
2
3作品。「沈黙の家」が終わって次の話になってるのがわからなかった。終わりが物足りなかったし、3人も殺す程お金に執着あるのに、生きる事をあっさり諦めるあたりが特に残念。3作品とも、後もう一歩感がありながらも先が楽しみになる作者。もっと作者には色んな作品を書いて欲しかったなー。2024/05/14
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