中公文庫<br> わざと忌み家を建てて棲む

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中公文庫
わざと忌み家を建てて棲む

  • 著者名:三津田信三【著】
  • 価格 ¥770(本体¥700)
  • 中央公論新社(2020/06発売)
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  • ISBN:9784122069022

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内容説明

「幽霊屋敷って一軒だけで充分に怖いですよね。それが複数ある場合は、どうなんでしょう」
知り合いの編集者・三間坂が作家・三津田の元に持ち込んだのは、曰くある物件を継ぎ接ぎした最凶の忌み家、そしてそこに棲んだ者達の記録。誰が、何の目的でこの「烏合邸」を作ったのか? 怖すぎると話題になった三津田信三の「幽霊屋敷」怪談、再び!
〈解説〉松原タニシ

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

アッシュ姉

85
ありとあらゆる事故物件を移築して、無理矢理ひとつに繋げた巨大な烏合邸。とある資産家が家主で住人を募り、何が起こるか記録させたというもの。関わった人を襲う怪奇現象の数々、記録を見聞きした人たちにも異変が起こる。ちょっと怖かったけど、思っていたほどではなかったと読了。が、しかし!翌朝身に覚えのない痣が四つ、、自転車のタイヤが突然パンク。。怖い怖いやっぱり怖い。2021/03/30

スカラベ

60
実話系ホラー「どこの家にも怖いものはいる」が怖かったので本作も読了。何らかの事件があった曰くつきの家屋をあえて繋ぎ合わせて築かれた「烏合邸」。4つの物件に関する手記や取材テープ。幕間では作者がこれを裏読みし隠された真相を暴こうとする。最後までモヤモヤが続くのでミステリ―的には物足りないが、例によって本書を読むとあれが来て読者も祟られるというパターンは、そんなわけないやん!と思いながらもぞわぞわさせられる。あえて夜中寝る前に一人で読むことをお勧めする。たまにピシッという音が聞こえたりして臨場感が半端ない。2020/09/04

かりさ

50
凄惨な死の現場となった幾多の曰く物件を移築し継いだ忌み家「烏合邸」にまつわる記録。各部屋の過去の忌み事、その記録に関わる者に次々及ぶ怪異…解決しないリアルさが恐怖を増幅させます。松原タニシさんの解説も完璧な怖さ。幽霊屋敷シリーズ2作目は、前作『どこの家にも怖いものはいる』からさらに得体の知れない不気味さ。事故物件に訪問するだけで震えるのに、そこで生活するだなんて…その神経もさながら、烏合邸の尋常ならざる異様さが凄まじいのです。3作目『そこに無い家に呼ばれる』も怖いながら気になります…。2020/08/30

ヒデキ

48
三津田さん作品は、申し訳ないですが、 取っ掛かりで時間がかかってしまいます 読書力無くて申し訳ありません ある、コレクターが、財にまかせて 事故物件を忌地に移築すると いう飛んでもないことをして 作った物件に関わった4人の手記が、 ある編集者のもとへ 持ち込まれたことから話がはじまります 今回の話は、先に書いたように 4人の手記に基づいて書かれているため それぞれの手記が、文体が違っていて 取っ掛かりに時間がかかってしまいました。 2022/06/10

キナコ

32
文庫本の方を購入。曰く付きの物件を継ぎはぎあわせた一見の家を舞台にした4つの記録を読み解く。その物件に住む又は調査を依頼された4人の視点から一つの家が書かれているが、日記帳であったり、小説風であったり、テープであったりと記録方法は様々。どの記録にも三津田先生の独特な表現というか、明確な物は出てこないにも関わらず得たいの知れない何かが想像出きるのが凄い。また三間坂さんとの考察のやりとりも面白かった。是非この家の続きが見たい。または同じく忌み家シリーズを読んでみようと思う。2022/01/15

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