内容説明
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芥川賞作家が、覚悟の告発!
香港デモに対する目を覆う弾圧、コロナ禍で愛する祖国を地獄絵図に変え、
同胞人民を殺し続ける共産党政権を、どうしても許せない。
自らの幼少期の過酷すぎる下放体験の記憶と、今の苛烈な人権抑圧の状況を重ね合わせながら、
文学者として、日本の、そして世界の市民に中国における自由と人権の侵害に抗い、
状況が改善するよう働きかけてほしいと呼びかける、悲壮なメッセージ。
◎李文亮医師の警鐘が封殺され、情報が市民に知らされなかった結果、武漢で爆発的感染が起きた。
◎新型コロナウイルス蔓延は「中国政府による人災」だ。海鮮市場が感染源でないと、当局自らが認めた。
◎初動段階での意図的な情報隠蔽の裏で、「0号患者」に何が起きていたのか?
◎明らかに過少申告の公表数、恐るべき火神山病院の実態、封鎖で死ぬのを待つばかりとされた武漢市民たち。
◎習近平独裁体制こそが「情報隠蔽」の原因であり、習近平の面子のためにWHOに影響力を行使した結果、世界に感染が拡大した。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Isamash
30
1964年中国ハルビン生まれの芥川賞作家ヤン・イー日大芸術学部教授による2020年出版著作。新型コロナウイルスは中国の細菌兵器とみる。研究所から漏れ出てしまった可能性は確かに有るとは思うが、証拠は示されていない。文化大革命時の悲惨な一家の体験談(教師だった父母がいきなり極寒の村共同農場で働かされる)は身につまされた。天安門事件時はお茶の水女子大で学んでいたが、事件知り北京に向かったとか。トップは変われど変わらない共産党独裁政治の酷さ・人権軽視・汚職ぶりを書き連ねている。権力争いの激しさは古来からの伝統とか2022/10/03
しんすけ
20
揚逸(ヤン・イー)が張戎(ユン・チアン)に重なることが多い。 希望とは、裏切りが産む失望と同義語でないかと。 また先走ってしまった。 揚逸はコロナ禍を人災と見て記述を進めている。 中国首脳部の面憎しって気持ちが強いからだろう。でも天災も国が機能していれば小さく治まることを、歴史が教えている。 コロナ禍が大きくなってしまったのは、多くの国が正常な機能をしてないのが現実だからだ。 揚逸は天安門事件後に北京に訪れて中国への失望を新たにする。ぼくも天安門事件で中国に対する二度目の失望を持った。そしてぼくの母も。2022/06/25
田中秀哉
2
ここに書かれてある事が事実だとすれば恐ろしいことです。憶測も含まれているとはおもいますが、これからは気をつけてニュースをみるようにしなければ😅2021/01/19
おとう
1
中国に関する本はこれまで結構たくさん読んできた。この本を陰謀論とみるかみないか?微妙だと思っている自分は甘いのかもしれない。2021/01/15
翔平
1
極端な気もするけど、文革、天安門を経験した人には共産党への不信感が刻み込まれる一方で、日本を持ち上げすぎるような。中国の恐ろしさは伝わる。2020/11/09
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