内容説明
目に触れにくいドメスティック・バイオレンスの実態を、被害者、加害者、支援活動の取材から明らかにし、解決策を探る。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
katoyann
20
DVによる殺人被害ついて取材したルポルタージュである。20代の女性が子どもとともに夫から銃で殺されるという残忍なニュースの取材に始まり、バタラー介入プログラムの現状やレスポンスラインなどのDVアドボケイターの役割も紹介している。 多くのDVに関する研究書と同様に「男性は権威者であり女性は男性に対して従順であるべきだ」という男性の信念体系がDVの背景にあると指摘する。バタラーの特徴もいくつか描かれているが、「融通の効かない性格」という説は初耳だった。DVは急増しており、対策予算の増額も急務だとする。2023/08/18
Fumi Kawahara
4
ディープ_( _´ω`)_ペショ・・・なのに、読むのをやめられない止まらない(つまり、いい本。さすがやで、みすず書房)・・・アメリカ史読む前にアメリカの底辺を押さえよう!と思ってるんだけど、ハードでディープ・・・もう、ほんと、やめよ?銃・・・・廃銃令しよ・・・てか、この文脈でMeToo運動なら納得やで。大麻解禁の話もそうだけど、太平洋渡って日本来ると、こういう運動でどうして上っ面だけのファッションになっちゃうんだ・・・結局、他人事か・・・2021/07/02
こゆき
2
仕事の教養として図書館で借り目を通した。(流し読み) 眺めていくだけで心が痛くなった。 心のキズは目に見えないから第三者から理解されることは難しいのだろう。2020/07/21