亡国のメガロポリス

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亡国のメガロポリス

  • 著者名:三橋貴明【著】
  • 価格 ¥1,430(本体¥1,300)
  • 彩図社(2020/06発売)
  • 初夏を満喫!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント25倍キャンペーン (~5/18)
  • ポイント 325pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784801303669

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内容説明

日本経済の足を引っ張っているのは「地方ではなく東京である」。こう聞くと耳を疑う人が多いかもしれないが、日本の現状をつまびらかにすると、驚愕の事実が浮かび上がってくる。
一例として島根県と東京都の失業率を比較してみよう。2017年の10―12月期、2018年1―3月期、島根県の失業率は何と0.6%しかない。それに対して東京の失業率は、2018年4―6月期で2.9%。東京の失業率は一貫して全国平均を上回っている。それに加え東京都の一人当たり県民所得の成長率も経済成長率も全国平均を下回っている。
なぜ、世界一の人口を誇るメガロポリス東京は日本経済の足を引っ張ることになってしまったのか?
今後の日本は、都市部ではなく地方にこそビジネスチャンスがある。この現実を日本国民が共有したとき、我が国は東京一極集中や少子化といった諸問題について根本から解決することが可能になる。
未来の日本が再生する道を明らかにした1冊。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

hk

20
著者の主張は概ね次の通り。 「人口が減少していても経済成長は可能だ。グルジアなどはここ10年右肩下がりで人口が減少しているが立派に経済成長している。日本において経済成長の停滞要因をろくに吟味せず、人口減少局面だからGDPが縮小するのは必然だとする空気は短兵急だ。この短絡的な論法を裏返せば、移民を受け入れて人口を増やしさえすれば経済成長が可能だという安易な結論をまねく。だが実際には移民受け入れは生産性向上のモチベーションを企業から奪い、経済成長の芽をつんでしまう」 相変わらずの三橋節が本書でも炸裂している。2019/07/07

GASHOW

8
権力が腐敗すれるのは、アルコールがアセトアルデヒドを分解したときに酔うという人類の性質だ。 忖度も日本特有では無く、官僚制度で生き残る技術だ。モリカケ問題も、桜を見る会問題も、内閣府文書管理も「忖度」が働くことは、人間の性質だから、忖度が発生しすぎない仕組みをつくることを考えるべきだ。酒を飲んで気合いで酔わないようにするのは無理だ。今の野党は、酔った与党に、「酔うことはわるいとはおもわないんですか?」と聞いているようなものだ。お酒じゃなくて、酔う何かが見つかったときには、それを正すのが野党の仕事だ。2020/02/17

やす

6
安定の三橋論。地方の衰退と移民の増加は今後も続くだろうし、皆自分のことで精一杯になっていくのだろうなと終始暗澹たる思いで読み終えた。 よーし、明日からも緊縮財政だ。同情するなら金をくれ。2020/01/26

しょう

1
日本がデフレ化しているのは、国家が財政出動しなかったからとほぼほぼ断言できる。高度経済成長が起きたのは国家が財政出動し、設備、人材、公共、技術に投資、それにより生産性が向上する。豊かになった国民は消費を増やし、また需要が拡大。そこに追いつくために生産性を拡大する。その繰り返しであった。インフレという現象は需要に対し供給が追いついていない状況である。なのでインフレを起こすには需要を増やすことが大切である。そのためには財政出動をすることが大切である。緊縮財政をいかに早く終わらすことが出来るのかという、、。2019/09/09

スプライト

1
東京一極集中の弊害がよく分かる。地方では、人手不足で失業率が東京よりも低くなっていることには驚いた。地方に残った若者には、今後いろいろなメリットがありそうである。2019/05/06

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