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内容説明
『岡崎に捧ぐ』の山本さほ、衝撃最新作!!
美大受験に失敗した山本さんは、自宅に引き籠もってゲーム三昧…ある日、ふと「このままの人生で良いのだろうか?」という不安が過ぎる。そして山本さんは決意する。誰も自分のことを知らない町で、人生をリセットしようと。そこから始まる新たな人生は希望に溢れている!…そのはずだった…
二度と戻りたくはない”あの一年”の記憶を、著者が特別な想いで描く!!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
JACK
14
☆ 作者自身の辛い体験をマンガ化。大学受験に失敗した山本さんは神戸へ引っ越して新生活をスタートする。しかし、彼女の周囲には酷い人間ばかりが集まってくる。バイト仲間は山本さんが困っていても見ないふり。客は大声で怒鳴り散らすクレーマーや転売で稼ぐヤクザなど、怖い人が多く、山本さんは追い詰められていく。辞めたくても社員が怖くて言い出せない山本さんは、夜も眠れず、バイト開始までの時間をカウントダウンしてしまう様に。読んでいるこちらも苦しくなります。人に優しくしなくてはと思わされる作品です。2021/06/24
GORIRA800
14
いやはやつらすぎるやろ・・・ 登場人物のほとんどは犯罪者ではない でも読んでいて胸糞悪く感じる醜悪な人物だらけで 僕の職場はここよりはマシなんだなと思えてある意味ポジティブな気持ちになれた あからさまに苦手な人扱いされたりバイクで走るすぐ横を走っていくトラック その人の思いやりのなさがさらに心を窮屈にさせていく 日頃、僕は何気ない行動で気づつけてないかなと自分の行動を省みました 2020/10/22
江藤 はるは
14
誰も気づかない この気持ち あなたにだけはわかってほしい2020/06/30
ハル
13
私もこの本のように、知らない場所に1人で住んで働き始めたことのある経験があるので、染みた。あのひとりぼっちの味方が誰もいない感じ、辛いよね。どうしてこういった人達は、舐めてもいいと感じた相手にはとことん雑な扱いをしてもいい、みたいな態度がとれるのか?多分人と群れてばかりで、そこから外れた人の心情なんて想像もした事がないんだろう。なかなか他人には薦めにくいテーマの本だけど、色んな人に読まれて欲しい、と思った。2020/07/01
いくみ♪
10
辛い……。私も若い頃今思い出しても腹が立つような目にたくさんあってきた。さほさんはよく漫画にできたなあ。えらい。一つ言えるのは、仕事で自分をすり減らさないようにそこそこ適当に働くってことか。……それも空しい。あと、素晴らしい人々と共に働くためには、自分もその人たちに混ざれるよう努力しないといけないってことだろうか……。(誰でも受かるようなバイトにはしょうもない人間が集まる。)2020/11/02