内容説明
――ああ……、これが愛の味か。
“妖精色”と呼ばれる珍しい色の目を持つ王女シャーリーは、
父王に命じられ隣国へ嫁ぐことに。
だが途中、迷い込んだ先で妖精王と名乗る美貌の男と出会う。
彼は目が合った途端、「不味い!」と言い放ち不機嫌になるが、
シャーリーを自分の花嫁だと言い、強引に結婚式をあげてしまう。
意地悪な言動でシャーリーを振り回す一方、
閨では丁寧に快楽を刻み込む彼。
その不器用な優しさに触れ、彼に惹かれていくシャーリーだが、
ひとつ気がかりなことがあって……。
オレ様世話焼き妖精王×幽閉王女、異種間溺愛新婚生活!?
【目次】
プロローグ
第一章
第二章
第三章
第四章
第五章
第六章
第七章
エピローグ
あとがき
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
サラン
8
★3.5 妖精の加護のあるヒロインの国では妖精色の瞳を持つ姫が産まれると妖精王の花嫁に差し出す約束がある。しかし王家は妖精を軽んじ国力目当てで隣国にヒロインを輿入れさせるのだが道中ヒロインは妖精の国へ攫われ妖精王と婚姻させられる。妖精は人の感情を食物とするが家族の愛情を知らず自分を殺して育ったヒロインの感情は薄く妖精王は不味いを連発し不機嫌を隠さない。花嫁として美味な感情を提供するには妖精王を愛する必要があり、妖精の国で生きるには妖精王を体に受け入れなければならないと言われ‥→2020/08/09