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内容説明
2020年を契機として、スポーツを通じた国内経済・地域活性化への期待が高まっている。その牽引役と位置付けられているのが、スポーツ施設を核とし、公共機能や商業施設を併設した多機能複合型の施設「スマート・べニュー」だ。この構想の提案者でもある日本政策投資銀行が、一書にまとめて世に問う。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
雲をみるひと
22
スタジアム、アリーナの設置、運営に関するビジネス本。当事者であるスポーツチームなどのスポーツ関係者、自治体目線だが、スキームの解説やシュミレーション、事前紹介も豊富に含まれていて内容の網羅性がある。2021/07/12
Garfield
14
去年・今年と、最近出来たスタジアムやアリーナ、結構訪問。規模やテイストに違いはあれど、何れもスマート・べニュー(「スマート」=「賢い」、「ベニュー」=「人々が集まり賑わいが生み出される場所」による造語で、スポーツ開催日にだけ活躍するのではなく、日常から社会・経済的に有用な場所という意味合い)の思想の下作られた物。ある程度の数見たので、頭の整理をしようと書見。改めて、スポーツ関連プロジェクトのステーク・ホルダーの多さ・複雑さを認識したり、ファイナンス・管理手法等確認でき、勉強になりました。 ★★★★☆☆☆2024/12/22
sab
1
日本・海外の豊富な事例を交えながら、スタジアム・アリーナのビジネスモデル、歴史・現在に至る潮流、町や企業との関わり方、ファイナンススキームに至るまで網羅する内容。章ごとに別々の著者が担当しているためか、通読して述べたい内容がまとまっていない嫌いも若干あるものの、要素としては揃っており、スマートベニュー案件に携わる際には文字通り手元に置いて読み返しても良さそう。2022/10/01
hide10
0
スタジアム・アリーナは訪れる専門でしたが、人気の施設、まちのアイコンとなる施設というのは見せ方・使われ方・地域との繋がり・初期投資費用の集め方・回収方法など、考え抜いて作られていることが理解できました。 海外事例を見ていると、地域とスポーツ(および場)の繋がりが日本と比べて強く、ゆえに納税者である住民からの賛同を得られていると感じました。 アリーナ・スタジアムの整備運営段階の解説も分かりやすかたです。 最終系が浜スタというのも頷けました。2022/02/02
呑司 ゛クリケット“苅岡
0
箱モノを作って満足する日本独特のやり方に、魂の入れ方を解説した本。民間委託やPFI等だいぶ昔から提唱されてきたことを実現出来る海外と出来ていない日本の違いについて考えるべき課題は多い。スポーツ施設がきちんと地域貢献する、例えばドイツのスポーツシューレの事例など、日本だから出来ないという理由が見当たらないのに何故?と思うばかり。2020/08/18