至高の音楽 - クラシック「永遠の名曲」の愉しみ方

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至高の音楽 - クラシック「永遠の名曲」の愉しみ方

  • 著者名:百田尚樹
  • 価格 ¥730(本体¥664)
  • PHP研究所(2020/06発売)
  • ポイント 6pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784569829777

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内容説明

クラシック本の名著を新書化したものの電子書籍版! 「その時は不意に訪れた。それまで幾度聴いても何も感じなかった私の心に、突然、すさまじい感動が舞い降りてきたのだ。『なんや、これは!』と思った。」(第1曲 ベートーヴェン「エロイカ」より)19歳のときにクラシックに覚醒する経験をして以来、40年毎日クラシックを聴き続けている小説家が、真の天才たちが命を削って書いた大傑作の凄さ、作曲家たちの劇的なエピソードを語る。「完璧な音楽」と語る「平均律クラヴィーア曲集(バッハ)」や、「文学は音楽に敵わない」と思わされる瞬間がある「第五交響曲(ベートーヴェン)」、『永遠の0』のエピローグ執筆時に聴いた曲など、初心者もマニアも愉しんでもらいたい名曲案内。「通」のクラシックファンを俎上に載せた痛快エッセイや、推薦盤リストも掲載。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Prince of Scotch

16
クラシック音楽に造詣の深い著者による名曲ガイドだ。まえがきでクラシック愛好家とビギナーのどちらをも満足させたいと思って本書を著したと百田氏は言うが、氏のクラシック音楽への熱い思いは後者の心により直截に届くのではと感じた次第だ。25曲の名作が紹介されているが、Youtubeなどでとりあえず気軽に聴いてみるのもいいんじゃないかな。生真面目に通しで聴かずに、「つまみ聞き」でも自分の嗜好は自ずと判かってきそうだから。コラム「決定盤趣味」(158p~)は、百田氏の音楽への真摯な想いが窺えて感銘を受けた。2020/09/09

赤い熊熊

14
何曲かは本の中で推奨されてるようにYouTubeで検索して聴きながら読みました。クラシックに明るくないので、多少専門的に書かれているところや演奏者の名前なんかは適当に読み流してみても、推薦されているCD買って聴いてみようかなと思える一冊でした。2016/05/06

Miyako Hongo

14
やたらアツい文章でそれなりに読ませる。端から見るにはいいが、身内にいたらうっとおしいタイプ。クラシックファンには嫌われてるんじゃなかろうか。□”凄まじい”とか”素晴らしい”とかの形容で、己の好きな音楽を熱く語る。これがエロゲか深夜アニメだったら一生ついて行こうと決心する所だが、クラシックじゃ弱い。周囲全員に薄笑いされたりドン引きされる中で「お前ら間違ってる!」と語れるならオタクとしては一人前(そういう話じゃないが)。□いいから聞け、という熱意は伝わってきた。クラシック雑学書としてもド素人にはありがたい本。2016/03/11

solaris

11
積読放置中の「永遠のゼロ」。胡散臭い見た目としゃべりも大阪人丸出し、このおっちゃんの本はまあ気が向いたら読もうかなと思い続けてはや数年。ナカイのマドで石田衣良さんが作業用BGMでクラシック聞いてると捗るよと言ってて、適当なのを探している最中に本屋の平台で発見。全体的にクラシック音楽誉めちぎりの傾向ですが実際聞くと納得。ベートーベンの交響曲「第三エロイカ」の力強さ、執念すら感じるし、ピアノソナタの「悲愴」「月光」がかっこよすぎ。ピアノの低音を使うタイミングがえぐい。クラシックに嵌まる一冊になりました。2016/02/21

杉坂フェノメノン

5
百田氏とクラシック音楽という組み合わせが意外たが、そこが逆にいい。クラシックの初心者は特に「敷居が高そう、難しそう」と思いがちだが、氏の小気味良い文章がその敷居を下げてくれている。「この本は初心者の解説としては不向き」と評している人もいるが、的外れである。百田氏だって音楽の専門家じゃないんだから。クラシックに興味のない人間が好きになるプロセスを百田調で読めるところに価値がある。前書きに書いてある通り、ここで紹介されている曲はYouTubeで全て聴くことができるので、聴きながら読むのがオススメ。2016/08/28

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