内容説明
コロナウイルスは人類を未曽有の危機へおいやろうとしている。感染症と文明、人間と病気などをめぐって、この危機がなげかける問いに思想家、専門家たちが向きあう、いま最も必要な一冊。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
1.3manen
37
大澤真幸「不可能なことだけが危機をこえる」(今年4月時点の草稿)で、最も文明化され利己性を克服した人が、かえって、国際レベルでは、圧倒的に利己的な行動を行うという逆説。地球レベルでの連帯がある種のリアリティを持つための最初の一歩になる可能性を示唆する(4-5頁)。これを書いているのは8月4日で、自らは16日に名古屋に出張だが、愛知県内でも感染者増えている状況下で、危機に突入する者の一員として、考えさせられるところだ。ありえない、できないことと思えるほどの抜本的な変革によってでしか、2020/10/25
翔亀
37
【コロナ44】コロナを語る論文集が立て続けに出版されていており、つい読んでしまう。何か実践的な教えを求めるというよりも、各専門分野の現在を概観できそうなことに気付いたからだ。ここ数年の自分の興味のみに偏っていた読書に刺激を与えてくれる。本書は<思想としての>と表題にある通り、現状分析より理論的、哲学的な論文が多い。収録18編が書かれた(談も含む)のは、緊急事態宣言の出た4月とちょっと古いが、却って異常事態の思想的インパクトが鮮明だ。その意味で巻頭の大沢真幸の緊急事態(例外状態)の権力論が本書全体の基調↓2020/08/20
おさむ
31
コロナ問題の解決には国民国家を横断した連帯、グローバルな社会の構造変化が必要とする大澤真幸。コロナ禍が最弱者を救済するという人間固有の倫理を切り崩し、感性が蝕まれていくと警告する。歴史家の与那覇潤は10年前のことすらみな忘れている現状を歴史なき社会と自嘲し、剥き出しの偶然性に耐える為に物語=歴史が必要と説く。批評家の綿野恵太はリベラルは自粛要請に対して自由に休業して経済活動を停止するゼネストに踏み切り、災害社会主義を打ち立てるべきだったと指摘する。小難しく粗削りな論考ばかりで、上記3人以外は読む価値なし。2020/07/03
鈴木拓
16
ポストコロナを考えるうえで参考にしようと思って読んでみた。小難しく書いてある部分も少なからずあるが、幸せな監視社会を受け入れるのかどうかという問いが一つ。また、人間的な生活というときの「人間的」とは何かという問いであったり、あるいは資本主義社会がパンデミックを引き起こしているのではないかという問いであったり、投げかけられる問いを自分なりにどう考えて受け入れていくのかというヒントはあった。ただ、ちょっと難しすぎて何を言いたいのかわからない文章もあり、私の読解力が足りないのかなと思うところもあった。2023/12/02
かんがく
10
コロナ禍初期に書かれた本。急いで作ったのだろうが、誤字脱字が凄まじく多い。(マスクをマクスって・・・)内容としても手探り感があって、どの論考も内容が似たりよったりに感じた。後、後半の哲学ラッシュは内容難しすぎ。2023/03/19
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