内容説明
自転車で蛇行運転をしていた青年が警察官に捕まり、取り押さえられているときに死亡した。警察官の暴行を目撃した複数の人間がいるにもかかわらず、警察は正当な職務だと主張する。水木弁護士が警察を相手に法廷に臨んだのだが、裁判は著しく公正を欠く展開となった。水木は最後の賭けに出る。映像化作品、待望の文庫化!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
えみ
48
真実を追い求め、正しい人を助ける正義の味方であるべき警察・検察・裁判が、こんな酷い隠蔽体質で汚れきっているのだとしたら言えることはただ一つ。世も末だな…。気分が悪くなるほどの人でなし加減に警察というより偽証した奴、証言者を脅した奴、人間終わってる。自分も巻き込まれるかもしれない。怖い。そう思ってしまう時点で、小説の中だけのフィクションだよ!と言い切れないくらいの疑惑心は持っている。無いとは言えない展開に胸が痛む。警察官の誤った判断で不当に取り押さえられ暴力を受けて殺された息子。権力に立ち向かう父親達の戦。2020/10/29
ほんた
20
自転車に乗っていた翔太という少年が警察に追いかけられ,歩道に乗り上げてしまう。警察が暴行を加え,翔太は亡くなってしまう。父親の怒り,目撃証言。法廷は思わぬ方向へと向かいます。「冤罪」を作り出してしまうのか。「声なき叫び」は届くのか。 https://hontablog.com/声なき叫び2023/03/11
一笑
17
作者名をみて借りた本だったけれど、再読本だった。きっと前回も作者名をみて借りてきたんだろな~。知的障害を持つ青年が警察官の暴行により死亡。その死の原因を隠蔽しようとする警察と警察に協力する検察や裁判官。鉄壁の守りに挑戦するのは青年の両親・授産所職員・弁護士水木。再読本と言うこともあり、本当にあっと今に読み終えた。イライラする前半だけれど、最後が正義が勝つ。これでないと読書はつまらない。再読に値する作品です。2023/07/31
柊子
16
え? これで終わり? 論告求刑と判決は書いてくれないの? そこが一番、読者が知りたい所なのでは? ストーリーは面白かったのに、これではもやもや感ばかりが残る。2021/01/15
mim
15
いや〜、結末が気になる。2020/07/01
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