中公新書<br> 源頼朝 武家政治の創始者

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中公新書
源頼朝 武家政治の創始者

  • 著者名:元木泰雄【著】
  • 価格 ¥990(本体¥900)
  • 中央公論新社(2020/06発売)
  • 初夏を楽しむ!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~6/1),中央公論新社140周年×Kinoppy15周年 ほぼ全点大特集(~6/14)
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  • ISBN:9784121025265

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内容説明

一一八〇年、源頼朝は平氏追討の兵を挙げた。平治の乱で清盛に敗れて、父義朝を失い、京から伊豆に流されて二十年が過ぎていた。苦難を経て仇敵平氏を滅ぼし、源氏一門内の対抗者たる義仲と義経を退け、最後の強敵平泉藤原氏を倒し、武門の頂点を極めた頼朝。流人の挙兵はなぜ成功し、鎌倉幕府はいかなる成立過程を辿ったのか。何度も死線をくぐり抜けた末に武士政権樹立を成し遂げ、五十三歳で急逝した波瀾の生涯。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

翔亀

41
【中世5】新旧読み比べ。旧は1958年の永原慶二の岩波新書、61年後の2019年の本書で何が変わったか。冷酷で猜疑心が強いといった頼朝の性格から考えてはいけない、歴史的な状況から考えなければいけない、という点では全く同じなのが面白い。では歴史の見方は変わったのか。■両者の手法的な違いは明らかだ。旧著は社会の構造の変化から歴史を見るから、頼朝は王朝を倒すという革命を起こしながら最後は王朝と妥協した、という評価だった。一方、本書の特徴は、登場する人物の背景、それは親族・姻族の関係を、さまざまな史料により↓2022/02/19

kk

25
義経の伝記は多いけど、頼朝の評伝は稀。自らは殆ど戦の庭に臨んでいないのと、肉親の切捨て等で冷酷なイメージが強く、また政治家特有の暗さ・地味さにより、面白い話にしにくいからか。「血湧き肉躍る」的なインスピレーションとは基本的に無縁。他方、中世史における存在感という点では、義経なんぞは及びもつかない巨星。政治家としての力量感も、本朝随一と言うべきか。本書は、そんな頼朝の足跡を堅気に実証的に記していく。読み物として面白いかどうかは何とも言えないが、頼朝の「意味」を改めて確認し直すという意味では良い本かな。2019/02/11

Tomoichi

24
武家政治の創始者なのにイマイチ人気のない源頼朝。河内源氏について読んだので頼朝でフィナーレを迎えようと読み進めるが、人気がないだけあって英雄的な話はなく、ラスボス的に邪魔者を消していく。そしてそれは源氏将軍が3代で滅亡に繋がる。因果応報か?教科書的にはあっと言う間に滅ぶ平氏ですが、当然歴史はそんなに単純ではないが、偶然の朝なりが歴史を生むのも事実。義経は結局頼朝に遅かれ早かれ粛清されていただろう。そして後白河はやはり大天狗(笑)騒乱の元凶です。2022/11/05

Toska

23
緻密な政治史の叙述を身上とする著者にとって、骨の髄まで政治的人間である頼朝は相性がいいのだろう。院をはじめとする既存の勢力は、様々な人脈を通じて武士の世界にも大きな影響を及ぼしていた。他方、「自力救済」の原則に従って生き、敵対勢力の殺戮を躊躇しなかった武士たちが新たな政治文化をもたらしたことも否定できない。この過渡的な時代状況を背景に、頼朝の政治的肖像を新書一冊のサイズで描き切った労作。2024/12/08

ごん

23
源頼朝は関東に武家政権を確立した人ですがあまり人気のない人です。この本を読んでも人気は上がることはないでしょうけど武士の世の中への流れを決定づけた日本史の最重要人物の1人です。この本を読むと頼朝でなけれは武士による継続的な政権の成立はなかっただろうと思います。(朝廷と交渉したり関東武士を束ねたり新たな統治機構を組織したりする政治能力が必要なので義経、義仲、他の源氏では無理ですね。)まあ、そうだとしても頼朝の人気がこの先上がることは多分ないでしょうけど。 でも、僕は意外と好きですけどね。2022/02/19

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