比類なきジーヴス

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比類なきジーヴス

  • ISBN:9784336046758

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内容説明

ぐうたらでダメ男の若旦那バーティーと、とんち男の召使いジーヴス。
世界的に有名なこの名コンビと、オマヌケなビンゴやお節介屋のアガサ伯母さんたちが繰り広げる抱腹絶倒の人間喜劇。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

エンブレムT

84
洒脱なエスプリ感満載のコメディー。完璧かつ慇懃無礼な執事のジーヴスと、ボンボン街道をひた走る気のよいバーティー。2人のテンポの良い会話に思わずニヤリ。水面下のファッションバトルにもニヤニヤ。ちょっとまわりくどく読み辛く感じましたが、その硬めな訳がいかにも英国って雰囲気に一役かっている気もします。女性陣はメチャメチャ強いです!100年前に書かれた作品ってことを考えると、かなり斬新な女性像なのかな?・・・当時の英国事情に疎い自分が悔しいです。えっ?友人ビンゴはこのまま幸せになるの!?それは許し難いです~!!2011/07/22

扉のこちら側

79
再読。2015年1134冊め。久しぶりに再読したくなって手に取った。思えばシリーズ1巻のこの巻発売当初に読んだのはもう10年前か。それでもこのユーモアセンスはいつの時代も楽しめるもの。この際シリーズ全巻再読しようかな。2015/11/16

seri

64
これぞ英国喜劇!愛すべきお馬鹿さんのバーティーと完璧キレ者執事のジーヴス。皮肉たっぷりの言い回し、ブラックジョークも慣れてくると面白くてたまらない。ウッドハウスは以前ブランディング城で冗長過ぎて合わなかったんですが、ジーヴスシリーズのが断然入りやすいです。訳者が言うようにきっと完全には翻訳出来ない面白さがある本で、いつか英国の文化を理解した上で原文も読めたらいいなあ。現代の執事イメージの原点とも言える作品だと思います。ジーヴスの手の平で転がされてる感がクスクス笑っちゃうくらい楽しいのでオススメです♪2013/12/20

ゆのん

62
イギリスのこの手の内容の本は大好きだ。ぐうたらで人の良いご主人バーティー、切れ者でシニカルな執事ジーヴス。大笑いというよりもニヤリとしてしまうイギリスならではのユーモア満載。他にもお節介で口やかましいアガサ叔母さんや惚れっぽく面倒事の宝庫の親友ビンゴなどなど。シリーズの続きが楽しみだ。2017/08/27

けろりん

58
【積読本消化3/10】上皇后さまが、ご退位後のお楽しみとして挙げられた「ジーヴスも二、三冊」で大復活を遂げたシリーズ第一弾。英国の上流階級の優雅な生活と、シビアな懐事情が、名門の御曹司バーティーと、彼の執事ジーヴスの周りで起きる大小雑多な事件を通して、諧謔を効かせて描かれる、品の良い探偵(?)小説。ジーヴスの比類なき機知と洞察力は言わずもがな。面白いのは、至って人畜無害のバーティーが、大変な巻き込まれ型だということ。高等遊民の彼の資金源が最大の謎(私的に)だということ。全14巻+‪αの沼にハマってしまった2020/08/13

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