山と溪谷社<br> ヤマケイ新書 萩原編集長 危機一髪! 今だから話せる遭難未遂と教訓

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山と溪谷社
ヤマケイ新書 萩原編集長 危機一髪! 今だから話せる遭難未遂と教訓

  • 著者名:萩原浩司
  • 価格 ¥1,100(本体¥1,000)
  • 山と溪谷社(2020/06発売)
  • ポイント 10pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784635510530

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内容説明

どんなベテランであっても、どんなに慎重な計画を立てたとしても、山の遭難をゼロにすることはできない。
自然の中に潜む危険は、ときに人間の想像をはるかに越えることがあるからだ。

山岳雑誌『山と溪谷』やクライミング専門誌『ROCK&SNOW』の編集長をつとめ、
NHKの登山番組「実践! にっぽん百名山」で「萩原編集長」の愛称でレギュラー解説者をつとめた筆者が、
50年の登山歴のなかから「あれは本当にヤバかった」という経験をピックアップ。

「命を落としかけたシリアスな体験」から「笑い話で済んだささやかな失敗談」まで、
18の危機体験談を教訓ともに紹介する。


(内容)
第1章 落石
1、北岳バットレスの岩雪崩(北岳) / 2、見えない凶器(笠ヶ岳穴毛谷) / 3、雨の日の側撃弾(水俣川) / 4、カモシカの殺意(鷲羽岳ワリモ沢)
第2章 雪崩
5、豪雪のクリスマスプレゼント(笠ヶ岳) / 6、生死を分けた1メートル(NZサザンアルプス)
第3章 落雷
7、雷雲は冷気とともに(東沢乗越) / 8、雷接近。花より命(前穂吊尾根)
第4章 滑落
9、ジャンダルムの脆い盾(ジャンダルム) / 10、転落は忘れたころにやってくる(谷川岳)
第5章 道迷い
11、白い迷路(栂海新道) / 12、残雪に消えた道(高原山)
第6章 強風
13、独立峰の魔の風(羊蹄山) / 14、風が奪ってゆくもの(富士山)
第7章 危険動物
15、振り向けばそこに熊(平標山・小岳・高桧山)
第8章 高山病
16、人生最大の頭痛(エベレスト街道)
第9章 ヒマラヤ
17、氷壁に消えた灯(アウトライアー)
第10章 山の怪
18、奥から二番目(日光志津小屋)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

goro@the_booby

54
山行歴50年の萩原編集長のヒヤリハットの数々の顛末を事象ごとにまとめられたとても貴重な体験集です。山に入れば雨にもビビるしましてや雷が聴こえてきた日には不安でいっぱい。夏が来れば思い出す~とウキウキ出掛けた尾瀬に残っていた雪は怖かったわ。アイゼンもなしにどうやって下りればいいいのか、ヤバいところに来ちゃったなと思いつつ、ポールをグサッグサッとと刺しながら恐る恐る下りた。出来れば経験したくないのだが先人の教えは素直に聞いた方が良いと思う次第です。編集長の経験の数々勉強になりました!2020/12/25

roatsu

23
落石や雪崩、落雷から熊や山の怪まで全10章のテーマごとに萩原編集長の登山キャリアから危機一髪の体験を掘り起こし、読者に教訓を提示するケーススタディ。テーマとは別に登山スタイルの多彩さやヒマラヤを含む国内外たくさんの山々を登ってきた経験豊富さにも改めて驚く。萩原編集長の語られざる豊富な登山遍歴として読むこともできる。生粋の山ヤが日頃どんな心構えで山での危機に備え対処しているか、大変勉強になると思う。決定的な事態に至らず、あの時は危なかったなあで済ませられることは地味に凄いことだと実感する。ユーモアがあり、2020/06/26

スプリント

9
登山の素晴らしさだけでなく自然の厳しさ、危険について実体験をもとに教訓が書かれています。ラストのオカルト的なエピソードが強く印象に残りました。2020/07/23

ろし

7
多くの山に登っておられる編集長だから、色々な危険な状況に直面し、それを回避してこられたのでしょうか。 山行の様子も臨場感があり楽しく読ませていただきました。 低山ばかりですが、これからも安全登山で楽しみたいと再認識させられた一冊です2021/06/09

ふたば

7
小学生の頃から、今に至るまで山になじんできた著者が出会った、大事には至らなかったが、一歩間違えれば。。。という危険な状況を書き記した一冊。一つ一つトピックの後につけられた『教訓』が簡潔ながら、山に行く者は誰しもが心にとどめておく必要のある、重要なポイントとなっている。登山には、いつも隣に危険が付いてきていると、心して臨まなければならない。そう改めて認識させてくれる。2020/07/05

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