内容説明
日本列島に生きる美しくも力強い鳥たち。
圧倒的なサイズとボリュームで迫る日本の野鳥の世界。
野鳥と日本の自然を知るためのビジュアル図鑑。
1970年、日本に残る最後の野生トキをとらえた写真でデビューし50年。
惜しくも2019年に逝去した写真家・久保敬親氏の集大成。
日本列島を「湖沼・河川・干潟」、「草原」、「森林・高山」、「海」の環境に分け、
約200種類を掲載。
日本列島に生きるしなやかで力強い鳥たちの姿をご堪能ください。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
booklight
35
表紙の漫画のようにくっきりした目のシロハヤブサから始まり、クオリティの高い写真がたくさんあって思わず見入ってしまう。図鑑ではないので網羅性はないが、写真がよく、解説も鳥愛があり、企画通り「見て読んで楽しい」。雪に埋もれるオオハクチョウ。水面に映るセイタカシギの紅い足。カッコウとコヨシキリの托卵争い。シシウドの白とノゴマの紅。ヨタカの半眼。フワフワのシマフクロウとは目が合う。エナガの白にツルウメモドキの赤い実が映える。大きなアキタブキの葉の上のミソサザイがミニチュアのよう。作品としてしみじみ楽しめた。2021/04/10
サリーママ
7
てっきり、日本の鳥類全部が載っているのかと思っていたら、写真家故久保敬親氏が50年に渡って撮影した写真集でした。なので、よく見るユリカモメとかは載ってないのですが、美しいオオハクチョウや可愛い柄長、大きな葉っぱに乗ったみそさざい、お花に乗ったシマセンニュウも可愛かったです。2021/02/15
kaz
4
図書館の内容紹介は『写真家・久保敬親が約50年にわたって日本各地で撮影した野鳥写真を集大成。北海道から南西諸島まで、生息環境別に約200種類の野鳥を、解説つきで掲載する。「鳥を守る仕組み」などのコラムも収録』。タイトルからイメージされるような堅苦しい内容ではなく、まさに数多くの野鳥の美しい写真集。一羽一羽が美しいものもあれば、この鳥がこんなに集まっているのかと驚かされるものも。ただ眺めているだけで引き込まれてしまう。 2020/10/31
Kawmal
0
動物写真家久保敬親さんが亡くなられてから出された写真集。生前時々撮影された作品を見せていただきながらお話しをしたことが懐かしく思い出された。見知っている風景と鳥も多く登場するし、躍動感ある写真はとても良い。どれも良いけどミツユビカモメの写真がステキだなぁ2022/04/11
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