誇りと偏見

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誇りと偏見

  • ISBN:9784866672021

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内容説明

誤解・妨害・障害を超えて恋を成就させる過程を丁寧に描き、
現在でも映画化・ドラマ化が引きもきらない人気作品。
『ブリジット・ジョーンズの日記』の元ネタとなった作品としても有名。

中流階級の次女エリザベスと、上流階級の紳士・ダーシー。

格の違いによるプライドと偏見が邪魔をして、
出会ったときにはお互いに反目しあった2人だが、
エリザベスの知性と快活さにダーシーは惹かれていく。


■主な登場人物

●ベネット家
・ベネット氏(ハーフォードシァの地所邸宅ロングボード・ハウスの主)
・妻ベネット夫人
・長女ジェーン(二十二歳。ベネット嬢)
・次女エリザベス(リジ―、エライザとも呼ばれる。二十歳。この小説の主人公)
・三女メァリー(読書好き。知識、芸事が自慢)
・四女キャサリン(キティ―とも呼ばれる。十七、八歳)
・五女リディア(十五、六歳)

●ルーカス家
・サー・ウィリアム・ルーカス(受勲士(ナイト)、ルーカス・ロッジの主)
・妻ルーカス令夫人
・長女シャーロット(二十七歳。ルーカス嬢。エリザベス・ベネットの親友)
・次女マライア その他、息子、娘が数人。

●ビングリー家
・チャールス・ビングリー(二十二歳。地所邸宅ネザフィールドの借り主。遺産十万ポンドを所有)
・ハース氏とルイーザ・ハースト夫人(ビングリーの姉夫婦)
・キャロライン・ビングリー(ビングリー嬢。ビングリーの妹。二万ポンドの持参金を持つ)

●ダーシー家
・フィッツウィリアム・ダーシー(二十八歳。ダービシァのペンバリー荘園の主、年収一万ポンド。母(故人)は伯爵(故人)の上娘)
・ジョージアナ(十六歳。ダーシー嬢。ダーシーの妹)
・レノルズ夫人(ペンバリー荘園の女中頭)
・アンズリー夫人(ジョージアナの付添人)
・ヤング夫人(ジョージアナの元家庭教師兼付添人)

●デ・バーグ家
・キャサリン・デ・バーグ令夫人(キャサリン令夫人。ロージンズ荘園の主。伯爵の下娘でアーシーの母方の叔母)
・アン・デ・バーグ(デ・バーグ嬢。キャサリン令夫人の娘。ダーシーの従妹)
・フィッツウィリアム大佐(現在の伯爵次男。三十〇歳くらい。キャサリン令夫人の甥。ダーシー、ジョージア、アンの従兄)

●コリンズ家
・ウィリアム・コリンズ氏(二十五歳。ケント州ハンスフォードの牧師。ベネット氏の従弟、ロングボーンの後継者)

●著者 ジェーン・オースティン
●翻訳 パーカー敬子

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

たまきら

42
色々なバージョンを読んでいます。今年読んだ中では自分的にこの本が一番納得がいきました。この作品は豊富な語彙と格調高い文体で彩られた訳ではないかもしれません。けれども一番説明がていねいで、当時の女性が置かれていた状況に対するさりげない批判が伝わってきます。きっと著者が存命中に感じていたであろう怒りとともに。今まで読んだ翻訳にはその視点が感じられなかった。訳者の後書きを読みながら、この作品が持つ魅力についてまた考え直している。…もう少し色々読んでみよう。2022/08/19

Roca

2
大好きな小説の最新訳。テンポのいい読みやすい日本語と、丁寧で過不足のない訳注が好感度の高い訳でした。ちょっと気になったのはちらほらと誤植が目立ったこと(電子版で読んだので、紙本版はどうなのかは分かりません)。主人公二人の、関係性の推移に応じた言葉遣いの変化や、キーワードのひとつである“pride”という単語の扱いに丁寧さを感じてよかった。お気に入り作品の、広くオススメできる訳がまた増えました。2025/03/31

たろー

2
当時の風習や社会的身分の垣根がよく分かる内容でした。分かりやすいビングリー、分かりにくいダーシー、裏で行われる駆け引き、時代を超えて読み継がれる意味が分かりました。少し若草物語に似ているかな。ジェーンがメグ、エリザベスがジョー。2024/01/23

ゆかり

2
200年前のイギリスの田舎、女性が生活する手段である結婚 家の格の違う2人が反発し惹かれあってさあどうなるか 主人公、主人公の姉と妹、主人公のいとこ、それぞれの結婚を巡る当人同士と親兄弟の思惑がまあ面白い2023/09/20

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