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内容説明
中国には、たくさんの日本人ビジネスパーソンが駐在しています。日本人の海外駐在国としては、メジャーな国の1つです。あなたが現在勤めている会社が中国に工場などを展開していれば、あなたもある日突然『中国駐在を命ずる』という辞令を受けるかもしれません。
本書は、そうした「中国駐在員になるかもしれない」人のために書かれています。
中国駐在員は、日本で働いていたときとはまったく異なる問題に直面します。「どんなことが起こるのか」「なぜそんなことが起こるのか」が分からなければ、現地で対処しようがありません。本書の著者は、中国駐在員の「駆け込み寺」として、現地で起きた数多くの問題や課題を駐在員と一緒に解決してきました。その経験から得た教訓やノウハウをまとめたのが本書です。
日本と中国は同じアジアの国ですが、歴史・気候・風土などが違うため、そこに暮らす人の気質は大きく異なります。「違う」ことは悪いことではなく、「どのように違うのか」を押さえておけば、中国人社員を理解することができます。そうした理解をせずに、日本の感覚でいると、中国人社員と“戦争”状態に陥ってしまいます。そうなってしまうと、会社にとっても、本人にとっても、不幸なことです。
特に最近は中国の経済発展が目覚ましく、従来にはなかった新たな難しさが次々と生まれています。駐在期間は3年程度が多いと言われていますが、その期間が有意義な時間になるか、とてもつらい時間になるかは、日本にいるときの事前学習にかかっていると言えるでしょう。本書があれば、3年をうまく乗り切る考え方や技を得ることができます。
目次
プロローグ 駐在員のつらさを疑似体験
第1章 5年前とは一変!中国駐在員のリアル
第2章 日本人と中国人はこんなに違う
第3章 仕事人として互いを理解し合う
第4章 勝負の1年目、まずは「バカにされない」
第5章 信頼関係づくりの第2段階「親近感」
第6章 信頼関係づくりの第3段階「コミュニケーション」
第7章 慣れてきた駐在員の落とし穴
第8章 日本流は捨てよう。中国ビジネスの常識
第9章 中国の組織管理の基礎「就業規則」「人事制度」
第10章 中国人社員の叱り方・褒め方の要点
第11章 中国人との会議をうまく進める技
Appendix 駐在員のサポート
エピローグ 中国駐在員のうれしい話
感想・レビュー
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Kentaro
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海野孝宏
鈴木貴博