感染を恐れない暮らし方 新型コロナからあなたと家族を守る医食住５０の工夫

著者名：本間真二郎【著】

講談社（2020/06発売）

• ISBN：9784065204245

内容説明

新型コロナからあなたと家族を守る医食住50の工夫。もっとも大切なことは「免疫力」と「自然治癒力」を生活のなかで高めていくこと。自然に沿った暮らし方で、まずは感染を遠ざけ、万一感染しても追い出す力を備える。米国のＮＩＨ（アメリカ国立衛生研究所）出身のウイルス学研究者で、那須烏山の自然派医師が実践する暮らし方のヒント。

「自然から遠ざかるほど、いのちが減っていく」――ウイルス学研究者である医師が、那須烏山に移住して見つけた、病気にならないシンプルな法則は、自然に沿って生きること。「新型コロナウイルス感染症に対しても、身のまわりをどんなに滅菌・減菌しても、どんなに薬を飲んでも防ぐことはできません。むしろ自分自身の免疫力を下げることにしかなりません」と警鐘を鳴らす著者が、提唱するもっとも本質的な解決策――。それは、不自然な日常をあらため、食と暮らしをひとつずつ自然に近づけること。

著者プロフィール
本間　真二郎（ほんま しんじろう）
医師。七合診療所所長。
1969年、北海道札幌市に生まれる。
札幌医科大学医学部を卒業後、札幌医科大学附属病院、道立小児センター、旭川赤十字病院などに勤務。2001年より3年間、米国のＮＩＨ（アメリカ国立衛生研究所）にてウイルス学・ワクチン学の研究に携わる。帰国後、札幌医科大学新生児集中治療室（ＮＩＣＵ）室長に就任。2009年、栃木県那須烏山市に移住し、現在は同市にある「七合診療所」の所長として地域医療に従事しながら、自然に沿った暮らしを実践している。家族は妻と一男一女。
近著に『自然に沿った子どもの暮らし・体・心のこと大全』（大和書房）などがある。
本間真二郎オフィシャルサイト https://shizenha-ishi.com/

目次

file.1 新型コロナウイルスを恐れないために
file.2 免疫力を高めるには腸内細菌を整える
file.3 腸内細菌を育む自然に沿った食の基本
file.4 自然治癒力を育む生活の基本
file.5 医療と薬。つき合い方の基本
file.6 環境リスクを下げる暮らしの基本

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[ミライ]

新型コロナなどの感染症から私たちを守る医食住のコツが解説された一冊(著者はウイルス学・ワクチン学が専門の医師・本間真二郎さん)。新型コロナの概要～腸内細菌を中心とした新型コロナに打ち勝つ免疫力の強化法が解説される。2020年6月発売の書籍なので新型コロナ対策情報は少し古いが、ほぼほぼ現在(2021年10月)主流となっているのと同じ対策法なので今読んでも役に立つ。

2021/10/21

[コジターレ]

「衛生仮説」信者の僕は、昨今の過剰な滅菌除菌は免疫力を落とすのではないかと、ずっと思っていた。目先の感染症対策で、人類はさらにウイルスに弱い体を作り続けているのではないか。そんな疑問に寄り添ってくれる良書。この本に書かれている「免疫力を高めるための生活改善」を現実的な範囲で取り入れていきたい。また、メディアに振り回されてコロナが不安で仕方ない人たちにも読んでほしい本だ。

2021/03/28

[きみたけ]

・これまでも医薬に関する本を読んでいるので、オススメの実践項目については違和感なく理解できました。また、著者の本間先生の文章は読みやすく、何かやってみようかな？と思わせてくれる感じで親しみがわきました。 ・対処療法に頼らず腸内細菌を整えて自身の免疫力や抵抗力をあげることが一番大事ですね。

2020/08/14

[ヨハネス]

タイトルから想像できたように、微生物排除しすぎは良くない、でも手洗い消毒がいいことにも違いはない。治すのは自然治癒力だ・・と言われると、結局普通の暮らしを続けるしかないのね。砂糖の摂りすぎによる冷えと、口呼吸と、微生物排除による不調の項目がほとんど全部同じなんですけど。これじゃどれが原因だかわからない。まあ健康オタクなら全部普段から気を付けているとは思いますが。唯一ドキッとしたのは、この新型コロナ感染が重症化しやすい条件の一つに「塩分制限」があったこと。普段使用の天日海塩、少し量を戻してみるか。

2021/01/04

[mi]

本当に怖いのはウィルスよりも人の恐怖。普段の日常生活をどう生きるか考えさせられる。

2020/08/22