内容説明
世界について、人間について展開されてきた西欧の思考空間には限界があったのか。表象への傾き、理性との間合いの取り方など、人間の思考に掛けられたそれらの「鍵」をフーコーはどうやって解こうとしたのか。歴史の言説分析から「合理性」の型の多様さを描き出し、思考の臨界点に挑んだ「知の考古学者」が到達した地点とは? 旧版に付して長大な序文を書き下ろした、著者渾身のフーコー論。
目次
序 文 ある知識人の肖像
序 章 本論のための道先案内
第一章 フーコーの望遠鏡
第二章 変貌するエピステーメー
第三章 外の思考
第四章 権力と主体の問題
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
原玉幸子
3
時代が実存主義の哲学から構造主義に変移する中でのフーコーの学問追究の教説で、構造主義と相俟って、文化人類学、史的唯物論の再構成、精神分析、文学的テキストやモードの研究其々に、影響を与えたことが理解出来ます。言語を取り巻くエピステーメーや台座、言語の存在と歴史的差異、社会的な権力、暴力、監獄等、「用語が違うだけで、それらを指す本質は実は同じなのでは」との私の仮説が、もし的を得ているなら、「哲学が深化しつつも迷走している時代」と言えます。本書は近代哲学の「必要な座標点」の解説かと思います。(◎2020年・秋)2020/08/07
2h35min
1
めちゃくちゃ難しかった。増補改訂とあるが、本のはじめ半分は、それ伴って増補された長い序文で、特にそれが難解だった。後半つまり本文のほうがむしろ読みやすかった。(といっても難解であることにはかわりはない)印象に残ったのは、①法律をやぶるものと、生活態度悪いものは別である②法律をやぶったものの矯正施設である監獄は、生活態度を矯正するための施設である③よって監獄によって、法律違反者は減らず再生産され④監獄は失敗している という主張2024/01/21
Euphoria
1
#内田隆三 著 #ミシェルフーコー 1週間程前に読了致しました 何とも難読読解な哲学書でした 手引書があれば 読みたいくらいです 本当に難しかったですね デリダやハイデガーやフッサール と古き講義構造時代に 活躍された哲学者 ミシェルフーコー ただならぬ生き方をされています 難しかった ^^;2022/01/30
西葛
0
フーコーの思考は、思考への思考。なぜ思考が発生し得るのか。言葉と物、権力と狂気。思考の場(エピステーメー)が決して自明ではない。『知』それじたいを考古学したイカれたお話。2024/02/21
mutu-bird
0
学生の頃からきちんとフーコーを知りたい、理解したい・・と思いながら10年たった・・。著作にあたるのが筋だが、なんせ理解力不足だから、ここは佐藤優が言うように、まず入門書的なものを1、2冊読んでから。概要は整理できた。フーコーの問題設定はやはり興味深い。「私に同一性を求めないでください」、か。2021/01/07
-
- 電子書籍
- 婚約破棄しましたが、御曹司の愛され新妻…
-
- 電子書籍
- 龍の棲む池【タテヨミ】第33話 pic…
-
- 電子書籍
- ご主人様の世界征服に協力いたします!【…
-
- 電子書籍
- 完璧な悪女のつもりですが、何故かカリス…
-
- 電子書籍
- 陶工房No.95 SEIBUNDO M…




