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内容説明
お母さん、こどもをぎゅっと抱きしめてあげて……そんな強い願いが全編からながれている心温まる絵本。主人公はうさぎの女の子ミミちゃん。そのミミちゃんが、きょうはぬいぐるみのお母さんになるのと友達のターくんにいいます。するとターくんは尋ね返します。「おかあさんになるってどんなこと」ミミちゃんは、春の野原の中で一生懸命考え考え答えました。「こどもの名前を呼ぶことよ」「それから、こどもと手をつなぐこと」そしてミミちゃんは、こどもが熱を出して懸命に看病するお母さんになりきって、こう答えます。「おかあさんになるってことは……、心配しておもわずぎゅっとだきしめて、おもわずなみだがでることよ」と。独創的な絵本を作りつづけてきた内田麟太郎氏が、はじめて書いた母の絵本。中村悦子氏の優しい絵が大人をも魅了します。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
やすらぎ
149
とにかくかわいい。なんたってかわいい。なんてかわいいウサギなんだろう。おかあさんのウサギと子どものウサギ。おかあさんになるってどんなことだろう。あかあさんにはおかあさんがいて、そのおかあさんにもおかあさんがいる。中村悦子さんの絵はあたたかくてほっこりして、やさしさに包みこまれるよう。お腹が空くし、眠くもなるし、お熱も出るし、遊びたいし、一緒にいたいし、寂しくもなる。おかあさんごっこから、子どもは母親を深く感じ入るのだろう。内田麟太郎さんは多くの人と絵本を出版されている。この絵本の心理描写は素晴らしいです。2026/02/11
Kawai Hideki
82
野原で遊んでいた二匹の子ウサギ。お人形を抱いて、ごっこ遊び。「私がこの子のお母さんになる」と言うと、もう一匹の子ウサギが「お母さんになるってどんなこと」という哲学的な問いを発する。「子供の名前を呼ぶこと」「手をつなぐこと」と、思いつくままに「お母さんになるってこと」を列挙する子ウサギたち。そして、ふと、口にした「心配すること」という言葉から広がるイメージと記憶が、「お母さんになるってこと」の本質に突き当たったようだ。二匹とも納得したところで、本当のお母さんからお呼びがかかる。ぎゅっと抱っこしてもらう。2016/12/05
☆よいこ
78
絵本。母の日に読みたい▽ミミちゃんとターくんは野原で遊ぶ。ミミちゃんは「わたし、きょうはこのこのおかあさんになるの」とぬいぐるみのモコちゃんをターくんに見せる。ミミちゃんとタ―くんはモコちゃんのお母さんごっこをする。お母さんってどんなことをするのかな?モコちゃんの名前を呼ぶ、心配する、お世話をする、抱きしめる▽とても優しい気持ちになれる絵本。2023/01/23
Rosemary*
41
とっても優しいタッチの絵でこうさぎたちがおかあさんを演じている姿が、なんとも愛おしい。子どもにとって、お母さんからギューっと抱きしめられる事って本当に大事なんだなぁとしみじみ思った。温かなぬくもりを感じます。2014/04/19
ぼりちゃん
39
うさぎのミミちゃんはぬいぐるみのモコちゃんを抱きながら言います。「わたし、今日はこのこのお母さんになるの」。お母さんになるってどんなことだろう。一つずつ考えながら実践していきます。「お母さんになるって、子どもの名前をよぶことよ」「それから、子どもと手をつないで歩くことよ」「それから…お母さんになるってことは…心配して思わずぎゅっと抱きしめて思わず涙が出ることよ」ミミちゃんの深い愛情が伝わってきます。 情報が氾濫する中での子育ては難しいものとなりがちですが、原点はすべてこの絵本にぎゅっと詰まっています。2022/11/18
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