内容説明
紗雪の身の周りで不審な事故が相次いでいた。
奇妙に感じた家族からお寺でお祓いをするようにすすめられお寺に向かうことに。
しかし話を聞いた住職は津々良という拝み屋を紹介し――?
『こんこん、いなり不動産』の著者が描く、ほんのりダークな現代怪異奇譚。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
はつばあば
42
2020年、2021年と読了しているのに3度目を2024年の今日。自分を大切に出来ないのは哀しいね。人に頼るのも大事。私のように人に甘えすぎるのもなんですが^_^;2024/04/01
hirune
37
【Kindle】生きてないイヤな悪霊と生きてるイヤな人間ではどちらが怖いか?まぁどっちもどっちかしら😅どちらもイヤ〜な存在に変わりはないけど、対処法は全然違うのも面倒臭いしねぇ。自分の周りで不幸なことが連発して、拝み屋さんにお祓いをお願いしにきて、成り行きでその拝み屋さんの居候になっちゃって、そこで自分と向き合う修行をすることになった女の子の話し。麗しい拝み屋さんステキです♡表紙のイラストも艶っぽい♪2020/09/09
しぇん
21
KindleUnlimitedで。少し暗めの物語なので人を選ぶかもです。まず、主人公の生き方が弱く感じてしまいますが、それに対する救いの物語なので、弱いと感じるのも心が狭いのかな……と思ったりも。前作シリーズの優しく強い主人公と対称的な主人公だなとは思ってしまいました2023/03/14
みどり
11
なんというか、切なかった。 自分を愛せない人は人を愛せない、とか昔から言うけど、 どうしたって、子供のころから親に言われ続けたり 態度で示され続けると、自己評価が自己卑下になってしまうことってあると思う。 二人が幸せになれそうでよかった。 2020/09/07
にゃうぴょん
9
面白かったです。津々良さんが穏やかで安定した人物で紗雪に向けた厳しい言葉に正しい優しさが感じられました。自分の心の在り方を知り自分の周りの怪異を解決した紗雪の成長を感じました。これからの二人の活躍も見たいので続編希望です。2020/06/06