内容説明
野村克也しか書けない「学べるプロ野球史」。
ベーブ・ルースやルー・ゲーリックを中心とするメジャーリーグ選抜が来日し、全日本軍と戦い、沢村栄治が快投を見せた翌1935年、職業野球チーム「大日本東京野球倶楽部」が発足した。日本プロ野球の誕生である。
その1935年は、野村克也氏誕生の年でもある。
「私の人生は、日本プロ野球の歴史にほぼ重なる。ということはつまり、プロ野球界で起こった出来事の大部分を、当事者として体験、あるいはこの目と耳で見聞きしてきたといっても過言ではない。プロ野球で起こったさまざまな出来事について、記憶と記録を残しておくことは、私の責務である」(「はじめに」より)
沢村栄治から、ON,イチロー、大谷翔平ら歴代の名選手や日本シリーズ、オールスターゲームの裏エピソードと、ドラフト、FA制度の問題点、野球選手とお金の関係、マスコミとの付き合い方、野村スコープ誕生秘話、日本人メジャーリーガー論などグラウンド外での野村氏の持論が満載。『野村ノート』と合わせてぜひ読みたい、野村ファン、そして全野球ファン必読の、「学べる」日本プロ野球史。
※この作品は過去に単行本版として配信した『私のプロ野球80年史』の文庫版です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
nishiyan
8
2017年刊『私のプロ野球80年史』を文庫化に伴い改題したもの。テーマ別になっているため、通史として読めるものではないのが残念。またこれまでの著作とも重なる話も多いため、正直拍子抜けしてしまった。ただ少年時代から現役時代、監督時代の思い出話は改めて読んでも面白く、もうこの話は聞けないのかと思うと悲しい。できればロッテ・西武での現役最晩年の話が聞きたかったな。2020/08/12
サンシロウ
4
★★★☆☆今のプロ野球に対しての歯痒さは解りますね。甲子園大会は未だに面白いのにプロ野球はつまらない。怪我をするから泥まみれになりたくないし接触プレーも危ないからやりたくな〜いみたいな選手ばかり。長嶋茂雄は野球は格闘技だって昔言ってましたよ。プロ野球人気が落ちるのは必然。人気落ちてんだから給料も安くなって行くべき。
かずぺん
3
ボヤキが良いですね。人材育成の指南書です。2020/09/29
鴨の入れ首
1
2020年刊。沢村栄治から大谷翔平まで、野村克也さんの視点から見た日本プロ野球史の回顧録です。野村克也さんは選手としても監督としても日本プロ野球史に残るであろう人だと個人的に思っているので、野村節満載で日本プロ野球の歴史的出来事の数々を語られるのは非常に興味深かったです。面白い本でした。2024/06/30
ふみりな
1
著者の本はどの本も似たような内容ではあるが、金田、ON、野村の現役時代を知っている50台以上の読者には楽しく読めると思う。2020/09/28
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