中公文庫<br> イエス伝 マルコ伝による

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中公文庫
イエス伝 マルコ伝による

  • 著者名:矢内原忠雄【著】
  • 価格 ¥990(本体¥900)
  • 中央公論新社(2020/05発売)
  • ポイント 9pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784122067721

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内容説明

イエスが神の子であるのは、奇跡や神秘性ではなく真実と愛に基づくものである。四福音書の中で、最も古く、事実に即して、人としてのイエスの伝道の生涯を中心に記した「マルコの福音書」によるイエス伝を、作者マルコの意図を汲み取りながら、イエスの愛にあふれた言行を活き活きと映し出す。巻末に著者による「キリスト教早わかり」を収録。

目次

第一章 福音の始め
一 マルコ伝の特徴
二 イエスの聖召

第二章 伝道の始め
一 最初の説教
二 最初の奇蹟

第三章 戦闘の始め
一 敵の出現
二 パリサイ人
三 イエスの対敵態度
四 敵味方の分解

第四章 伝道第二段
一 伝道方法の変更
二 種播きの譬話

第五章 湖水の彼岸此岸
一 湖上の突風
二 ゲラセネの豚
三 血漏の女
四 ヤイロの娘
付 奇蹟論

第六章 地方伝道
一 故郷訪問
二 弟子の派遣
三 洗礼者の死
四 五千人のパン

第七章 ゲネサレ行
一 丘のいのり
二 食物論争

第八章 異邦の彷徨
一 スロ・フェニキヤ
二 ガリラヤの海
三 ピリポ・カイザリヤ

第九章 ヘルモン山
一 山頂の変貌
二 山麓の治癒

第十章 エルサレムに向かう
一 ガリラヤを過ぐ
二 ヨルダンのかなた
三 エルサレム街道
四 エリコを過ぐ

第十一章 最後の入京
一 驢 馬
二 無花果
三 宮
四 山

第十二章 最後の論戦
一 資格問題
二 納税問題
三 復活問題
四 誡命問題
五 追 撃
付 最後の論戦に現われたるイエスの神観

第十三章 最後の預言
一 神殿の崩壊
二 荒すにくむべき者
三 無花果の樹よりの譬
付 補 講

第十四章 葬の備え
一 祭司長・学者
二 ベタニヤのマリヤ
三 イスカリオテのユダ

第十五章 最後の晩餐
一 準 備
二 「我を売る者」
三 過 越
四 晩 餐

第十六章 ゲッセマネ
一 途にて
二 園にて
三 外にて
四 ゲッセマネの祈りの意味

第十七章 イエスの裁判
一 大祭司の法廷
二 ペテロの否認
三 ピラトの法廷
四 不法と虐待

第十八章 イエスの十字架
一 侮 辱
二 十字架の上にて
三 イエスの十字架の意味

第十九章 イエスの復活
一 埋 葬
二 復活の晨
三 追 加
付 イエスの復活の記事について


基督教早わかり

一 信仰の力
二 天の父
三 罪のあがない
四 体の復活
五 宇宙の完成
六 聖霊の働き
七 神中心の生活

あ と が き

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

またの名

7
「いつ仰られてる世界の滅亡が来るんですか」「知らん」と絶対的に本当に未来が見えず、十字架に掛けられて「神なら降りて来いよ。人を救っといて自分を救えねーのか(笑」と煽られ死んだ神。サドカイ派をイエスが論破したので、対立関係だけど反イエスで共闘するパリサイ派が「密かに溜飲を下げたでしょう」みたいに妄想でしかないはずの想像を逞しくして描写する、学者の学者らしくない戦後直後の講話。肉欲の罪を糾弾するその宗教は「持ち物が乏しく智慧が乏しく健康が乏しく品性が乏しく、貧しく寄るべない疲れた、弱い人」の宗教だと締め括る。2024/12/23

チサエ

6
図書館本。引用されてる聖書のみことばが文語訳でいちいち小難しい。文章もまわりくどい。読解力くださいー!だいぶ斜め読み。むずかしいものはにがて。もともとは自費出版されたものみたいね、なんか納得です。2023/05/12

タカヒロ

2
マルコ福音書の解説。だいぶ信仰寄りの解説ではあるが、その色を消しながら読むととてもわかりやすい。痒いところに手が届く解説というか、素朴な疑問を丁寧に解説してくれている。2021/12/24

ジャンルバルクイネー

0
難しかった。一生かけて学ぶことですから、この一冊で理解できることではないと思うが。何度も読めば解るのだろうか?2021/10/20

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