健康の経済学

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健康の経済学

  • 著者名:康永秀生【著】
  • 価格 ¥1,980(本体¥1,800)
  • 中央経済社(2020/05発売)
  • ポイント 18pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784502263019

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内容説明

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ハシゴ受診が引き起こす重複処方の危険性、先進医療の効果は不明、休日・夜間の受診は避けるべきなど、健康や医療費節約のために知っておきたい基本的な情報をやさしく解説。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Artemis

10
制度はその時代に合わせて必要な形を変える。そしてその変化はどんどん早くなる。専門職に限らず、多くの人が健康情報を手にできるようになった時代だからこそ、費用対効果を考えた柔軟な制度が必要だし、前例にごだわったり、訴えられたりすることを避けるためにで保守的になることほど実害が大きなことはないと思う。2022/06/22

SGM

5
★★★日本は社会保障費が増大し、いかにそれを抑制していくかが課題になっている。本書は科学的根拠を示しながら、医療費をいかに効率よく削減していくかについて様々な角度から検証している。救急車は有料にするべきか、フリーアクセスはやめるべきか、医師は不足しているのかなど気になるトピックが並んでいる。読んでいて自分が考えていたことが実はまったく効果がないことが示されていたりするので、とても勉強になった。たとえば医師不足。医師を増やせばいいと単純に考えていたが、それではあまり効果がないよう。詳しくは本書を読まれたし。2019/06/14

秤谷隼世

2
思ってたよりも一般向けに書いてあったのでやや拍子抜け。医療のことを何もしらない人でも割とわかりやすく書いてあるのではないかと思います。医療費について体系的に頭の中を整理することはできた気がする。ちゃんとエビデンスを引用してくれている点は評価2019/07/24

Atsushi

2
現代の医療における問題を提起し、その原因について経済学的観点や、政府の政策から考察しており、信憑性の高い参考文献を多く引用していたため、説得力のある一冊だった。また、例を用いながら説明されていたので、非常に読みやすかった。2018/07/22

南チョ

1
健康や医療費について、根拠を示した上で平易に書かれている。「予防対策は慢性疾患になるタイミングを先送りしているだけで、生涯にかかる医療費の総額は削減できない」という指摘は面白い。かといって、「予防対策は不要だ」と言うわけではなく、「生活の質をあげるためにも禁煙対策は必要」などと述べられていて、バランスがとれていると感じた。医療資源の集約を進めたり、フリーアクセスを禁止したりというのは、政治的に難しいのだろうなとも思った。 3年前の本なので、最新情報は反映されていませんが、名著と言って差し支えないと思う。2021/09/12

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