内容説明
勝ち方より、負け方。進み方より、逃げ方。立ち向かい方より、かわし方。成功より、失敗。アクセルより、ブレーキ。アクセル思考をやめると、生きるのがふっとラクになります。本書は、落語家の立川談慶が師匠・立川談志から教わった経験をもとにした、突っ込み社会を生き抜くための落語コミュニケーション術です。窮屈な世の中に対して徹底的に虚仮ならぬ「ボケ」の姿勢を展開すればあらたな視座が広がり、ものの見方が楽しくなります！
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Syo
29
たまに思い出したように 落語が気になって。 CD付きの雑誌を 買ってみたり…。 でも普段は全く…。 笑点も嫌いだし。 で、これ。 面白そうだけど、 東京モンは鼻に付く。 m(_ _)m2020/08/14
Nazolove
19
いよいよこの著者の宗教にでも入り始めたいくらいに面白いなーと思い出している今日この頃である。 内容としてはあったわーこんな話とか、えーそーなの？という話とかがてんこ盛りであった。 そして落語をただ面白ーいと聞いてるだけでなく、教訓とかエッセンスとかを汲み取れるような聞き方をしていきたいなーと思った。(ほぼほぼ新作しか聞いてなくてごめんなさい師匠) そして安定の談志師匠の凄さには頭が下がるばかりである。(もう言葉にはしませんが天才ってこうだっていうのを現してるのが談志師匠なんだなーと思うばかりである。)2020/03/22
makio37
10
故立川談志の弟子として培ったコミュニケーション術の紹介。相手の期待値をはるかに超える結果を出す「むちゃ振り返し」を是非取り入れたいと感じた。また、「疑うこと」は現状を改革する"常識転覆力"に、聞き手として「人との会話を意識的に行うこと」は"メタ認知力"に、相手への気遣いの一環としての「自虐ネタ」は"バランス力"につながると学んだ。その先で、他人のために"キャラ力"を発揮できる居場所を作れるなら最高だ。気が付いたら、面白くもない正論を吐くオヤジになっていた。昔のように、どんどん"ボケ"よう。2020/04/12
すだち
4
談志さんの天才ぶり、変人ぶりのエピソード多数、談志愛に満ちた本。噺の説明が楽しい。悪い人、ダメな人も全肯定するのが落語の深さ。 ボケには磨き抜かれた知性が必要。SNSで一億総監視社会となり、正論以外言いにくい世の中でも妄想は自由。妄想力は心を楽にする。同意。妄想万歳！知性を磨き抜くためのあれこれは結構ハードル高い。2020/08/22
Hachi_bee
1
@dankeitatekawa 師匠の著書。ボクにとって３冊目。 p.3に一覧されている６つのコミュニケーション力は、確かに身に付けたい力。文部科学省のお役人や中央教育審議会の委員の皆さんにも読んでいただき、発達段階に併せて学習指導要領に盛り込んでいただきたいと思う。2020/07/26
