内容説明
「困り事があったら地下の伝言板に書き込むといい。第二総務部(通称ニソウ)が助けてくれるから」。会社にある、都市伝説のような言い伝え。宣伝課のまい子が半信半疑で書き込むと、ニソウによってトラブルが解決される。しかし、ニソウは社内にないはずの謎の部署。推理小説好きのまい子が、正体を突き止めようとすると、ニソウの人間だと名乗る謎のイケメン社員・柊木が現れる。彼は何者…? ニソウが存在するワケとは…? 柊木に推理力を買われたまい子は、ニソウの調査員に任命されて…!?
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
hirune
29
【Kindle】大企業だけど、かなりきな臭い権力闘争がある会社でトラブル回避の隠密活動してる謎の第二総務部の活躍するお話。結構こういうことってあるんでしょうね、私の勤めてた会社でも昔 会長と社長の闘争があって大騒ぎだったんですよ〜😅女性1人に男性4人なのに恋愛要素薄めで取り合ったりは全くしませんでしたね。まいこちゃんの推理能力は鋭くってキラリと光ってました♪2022/05/25
ツン
24
恋愛ものばかり書いているイメージがありますが、そうじゃないものも書きます。と後書きにある通り、恋愛ものじゃなくてびっくりしました。主人公の方は少し気になっている感じにも見えるけど。 ニソウってどこかで聞いたようなと思ったら、ショムニでした。2021/01/23
sugar&salt
12
初読みの作家さんでしたが、予想以上に私好みなお話でした(*´▽`*) 主人公の生駒まい子はある問題を解決するために藁にもすがる思いで伝言板にメッセージを書くと…翌日には解決。ミステリ小説好きで好奇心旺盛なまい子はニソウの正体を推理していき、観察力や推理力を買われてニソウのお手伝いをするようになっていく内容。少しずつニソウの活動や正体が明らかになっていく感じがまい子と一緒にワクワク出来て面白かったー。2021/02/08
チェス
10
ラブコメかと思ったけど、ちゃんとお仕事小説でした。楽しめた。2021/08/14
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7
尼僧が何かするのかと思った。第二総務部略してニソウだそうです。社内の困っている従業員を救う組織、その実態は社長の諜報機関? 入社二年目のめげない宣伝課員生駒さんがポジティブで適度にさばけていて気持ちがいい。2020/07/08