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内容説明
いつもの朝食、私のパンにだけ蛆虫が這っている。
「何かがおかしい 自分も 怖い」
現役ヘルパーの筆者が描く主人公は「認知症患者」。
アルツハイマー型認知症、レビー小体型認知症、若年性認知症…さまざまな認知症患者が
多数登場し、その「心」を紡ぎます。
例えば
●便器の水で家中の衣類を洗濯し始めた80代母
●読み書きを忘れた50代男性が文字を求めて本屋を徘徊
●90代寝たきり母はマンションの一室に閉じ込められる
●妻を24時間拘束し精神崩壊させた60代の全身まひ夫
●90代でモテ期到来…? 男性ヘルパーに恋した老女
徘徊、せん妄、失禁、幻視、暴力、抑うつetc…。
その時、認知症患者が感じている気持ちとは?
単行本限定の特別描きおろしも多数収録
掲載時のカラーページを完全補完した、電子だけの特別版にてお届けします!
★単行本カバー下画像収録★
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
月渚
45
何だか、年を取るのが恐くなったり…2021/01/21
須戸
12
介護する側の視点ではなく、(作者による想像ではあるものの、)介護される側の視点で描写している点が新鮮だった。自分の場合、仕事としてであれば認知症の方と接することはできるが、自分の家族が認知症になった場合は対応する自信が全くない(自分自身の家族となると、体に触れることにも抵抗がある)ため、なって欲しくないと思う。また、作中では語られないが、介護業界は常に人手不足なので、認知症になる方の増加をなるべく予防できる世の中になったら良いと感じた。あとがきに出てきた人の発言が衝撃的だった。2022/05/17
amhon
9
自分の親も、自分も、自分の好きな人も、いずれ認知症になってしまうのかもしれないと思うと、長く生きるのが怖くなる。いずれ誰かが、自分が認知症になったとき、わたしはどうすればいいのだろう?どうするのだろう?自分を自分だと認識できなくなった時、家族を家族だと認識できなくなった時まで、わたしは生きたくないと思ってしまいました。将来を想像し、いろいろと考え込んでしまう一冊でしたが、読んで良かった。まわりにもおすすめしときます。2023/10/17
サクラ
7
どんなに声掛けをしても、優しく接してもきっと彼や彼女の心の孤独を私は癒すことが、満たすことが出来ない。それが看護の現実です。2024/09/10
ちろ
7
介護の職に就くものとして涙が止まらなかった。親の介護に悩む家族にも同僚にもどんどん勧める。2022/09/29