内容説明
わたしがいじめを受け入れるのには理由がある。
どんないじめにも屈せず、ただ者ではない雰囲気を漂わせる少女の胸には、ある使命があった。
いじめられっ子の神山エリは、友達や両親さえも知らない“特殊な能力”を持っていた。
自分をいじめる人を憎んだりせず、それどころか彼らが抱える心の闇を晴らそうと奮闘するエリの行動は、いくつもの奇跡を呼び起こす―。
いじめっ子もいじめられっ子も、それぞれの問題と向き合い、成長していく様を描いた物語。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
kotakota
2
新聞の広告から。主人公のエリは、釈迦如来の弟子の文殊菩薩で、修行するために現世に産まれてきた。なので、いじめられても、それでいじめっ子がすっきりするなら喜んでいじめられるというスタンス。そんなエリの影響で同級生たちが改心していくお話。 図書館予約だったので、受け取る際に本の分厚さに驚く。読み始めると登場人物の口調はバラバラだし感情ないし、長ったらしい描写にまた驚く。読み進めるのがきついので、流し読みに変更すると面白くなってきた。もっとコンパクトに、そして文章がもっと読みやすければ良かったな。2020/09/02