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内容説明
著者は、江戸時代の元禄12年に創業、東京・日本橋で320年続く鰹節専門店「株式会社にんべん」の13代当主・代表取締役社長です。昨今、「和食」がユネスコ無形文化遺産に登録され、鰹節やだしは、日本人だけでなく世界の人々から注目を集めるようになっています。数百年にわたる歴史を持つ鰹節やだしは、料理を美味しくする土台となる物で、日本人の「味のインフラ」です。その伝統を担う食品企業のにんべんは、2010年、東京・日本橋に「日本橋だし場」という新スタイルの店を開きます。店では「引き立てのだし」をコップに注ぎ、お客さんに販売したところ、意外にも若い人が多く集まり、「だしを飲むのは初めて」、「おいしい、いい香り」と堪能し、リピーターになったようです。この、「だし文化」が新次元に入ったことを予感させる出来事から10年、にんべんは「日本橋だし場」を起点に、「だし」のうま味を楽しむレストラン「日本橋だし場 はなれ」や、弁当専門店「日本橋だし場 OBENTO」、惣菜専門店「一汁旬菜 日本橋だし場」と、内食・中食・外食にまで事業領域を広げています。本書では、まずは、江戸時代からの320年の歴史をひも解き、時代の荒波を生き抜くための経営のヒントを探ります。その後、老舗が挑戦した現代風の「日本橋だし場」ブランドの展開、「和食」を革新し、ブームを加速させるユニークな企業戦略を、多くの紙幅を割いて紹介していきます。商社・卸業、食品メーカー、飲食業界の方々に、多くのビジネスヒントをもたらす書となるでしょう。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
tetsubun1000mg
8
「にんべん」て聞いたことあるな~位の気持ちで選ぶが、意外と面白い本でした。 前半の320年の歴史のくだりは、いい事しか残ってないよなと思っていたが、中盤からの現在の展開の紹介からは一気にイキイキとしてくる。 一般ユーザー向けに「だし」を飲ませる「日本橋だし場」を出店してからの展開に一気に引き付けられてしまった。 「はなれ」などの店舗も増えていて、東京に行った際には訪れてみたいと思います。 海外に広がるにはまだ壁が高いと正直に言われてますが、フランスやイタリア料理も何十年と掛かって日本に広まってますから。2020/07/08
kenitirokikuti
6
この「髙津伊兵衛」は、日本橋室町にある元禄創業の鰹節屋の13代目で、襲名記念の本という感じ。室町町内会の会長が三越で、副会長がにんべんらしい▲東京五輪から大阪万博にかけて外食産業などが大発展した。にんべんは「つゆの素」と「フレッシュパック」を開発。自分はうま味調味料との違いをよく認識していなかった。鰹節のポイントは香りなのね▲鰹はグローバルには「ツナ缶」の材料である。入漁料が入札制になり鰹漁のコスト増▲EUの燻製基準による鰹節の輸入制限。いぶしの毒性評価が燻製食品向けなので、アンフェアぎみである2022/02/12
みみ45
3
つゆの素大好きです。 にんべんもいろいろ愛用しています。 現社長が、社の歴史、思い、今後の戦略などを語っていく内容ですが、320年の商人の歴史、思い、改革など、素晴らしいな、と感じる内容でした。無私な経営者が続いたこと、続くような素地を作った創業者DNAがあったからの現在なんでしょうねえ。2020/08/10




