女子学生はどう闘ってきたのか

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女子学生はどう闘ってきたのか

  • 著者名:小林哲夫
  • 価格 ¥1,980(本体¥1,800)
  • サイゾー(2020/05発売)
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  • ISBN:9784866251288

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内容説明

早大教授(暉峻康隆)と慶大教授(池田彌三郎)が主張した『女子大生亡国論』から50年経って、
はたしてそれがどのような道をたどったのか、女子大生&女子学生の(被差別の)歴史を追いかけた集大成。
大学生活、課外活動、社会運動、学生運動、メディアでの発信、ミスコンや読者モデル、芸能活動などをとおして、
女子学生が社会とどう向き合ってきたか、そこで理不尽なことに直面したとき、彼女たちはどう闘ってきたか。
その全貌をはじめてあきらかにする。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Mc6ρ助

10
『「過去の失敗から学んで、街頭行動を日常の生活の延長に位置付けようとした。礼儀正しくデモをし、時間通り解散し・・帰る彼らに、革命の夢から覚めない オジサンたちは・・いらだつ。・・彼らの凍結した時代感覚に、わたしは心底うんざりする。かつて若者だった頃、わたしたちは『こんな社会にだれがした?』と親たちの世代に詰め寄った。いま、人生の過半を過ぎて、もし、若者から『こんな社会にだれがした?』と詰め寄られたら、申し開きができない立場にいる」(p111)』申し開きできない。この本、二次資料にすぎないは辛口に過ぎようか2021/05/22

kenitirokikuti

8
図書館にて。あとがきから〈日本社会に閉塞性を感じることがある。窮屈感といってもいい。〉ぶっちゃけ、女は日本社会や日本の政治体制から疎外されているから、反体制になるべきみたいな具合▲1983年、フジのバラエティ番組『オールナイトフジ』(深夜、関東ローカル)がスタート。女子大生に司会や進行をやらせたもの。続いて読売テレビが『今夜なに色』、朝日テレビが『新伍と乙女の今夜もキュン!!』▲平成後半の変化。そもそも大学進学率自体が向上した。平成元年、男の大学進学率は33%、女は15%。現在はどちらも五割以上。…2020/11/01

もけうに

4
統計に基づくデータ集という側面が強いが、それだけに客観的でフェアな内容。草創期の女子学生がいかに大変だったかがよくわかる。が、現代になってもまだまだ女性差別が根強く残るこの国の不甲斐なさ。多様な価値観・背景を持つ人々が公平に意見を闘わせてこそ、国の発展がある。他のOECD諸国に比べ、本当に日本は遅れている。2023/04/02

タフさん

1
女性の社会進出に関心があり本書を手に取る。胸糞が悪いほどの性暴力が数々挙げられており、日本の異常さに反吐が出るほど嫌悪感を抱いた。現状を見れば少しずつ改善はされているが、まだまだ自分自身自覚していない先入観がそんざいしていることにもっと意識を張らないといけないと感じた。著者はあとがきで政治会にもっと女性がいたらこんな非合理的な政治はなかっただろうにという言及があったが、それは首がちぎれるほど同意する。2021/02/17

必殺!パート仕事人

1
数値を交えて感情論ではなく論理的に説明されている。「記録に残しておく」という意味もあるそうだ。企業(あるいは国や公的機関)に雇用されるということでは、いつの時代も女性にとっては理不尽だった。 9章に雇用機会均等法は実効がなかったとあるが、施行前と後では世間の意識が絶対違う。直後に女子の就職実数が上がったのはバブル景気のせいというのは、そうなのだろう。2020/10/08

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