内容説明
東京五輪に、もの申す。
商業化した名ばかりの平和の祭典と、
“金”に走るアスリートを斬り、
真に強くなりたい選手たちに、
人間本来のしなやかな心身を
育む方法を伝授する。
著者は、以下のように述べています。
昔とは違い、今や政治経済の論理に蝕まれてすっかり商業化してしまった近年のオリンピックには、“金”と欲望が渦巻き、人間の汚さや醜さがはびこっているように私の目には映る。テレビなどでオリンピックの各種競技を見ていても「勝つためなら何をしてもいい」という勝利至上主義ばかりが際立ち、オリンピック憲章の掲げる本来のフェアプレー精神などはほとんど感じられない。
だが、2020年はオリンピックイヤーということで「金メダルを獲れる人と獲れない人では何が違うのか? それを一冊にまとめたい」という話があった。本書では、超一流の人に共通した体の動かし方や心の整え方、さらには勝負勘、勝負運といったことに関する私なりの考えを述べさせていただいた――本文より
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
バトルランナ-
13
p36倒そう勝とうという欲が無駄な力みを生み相手への衝撃を半減させてしまう。 p50つかもうとせず、触れるくらいの感覚が一番いい。 →バーベルも p55余力を残して走るとレース後半の加速を生み持てる以上の力を発揮できる ボルトのイメージ →第一試技 100%上がる 第二試技 80%上がる 第三試技 60%上がる2021/11/30
パラオ・スパニッシュフライ
8
科学的な理論ではなく自然の中や数々の修羅場をくぐり抜けてきた経験による感覚的なモノ。たまにはこういう話も読みたくなります。軸の重要性、円の動き、運の流れ…目には見えないモノなんだけど存在は信じているので桜井さんの話もしっくりと入ってきます。オリンピック前に読んで科学では解明できない奇跡的なシーンをじっくりオリンピックで味わいます。2021/07/22
Go Extreme
1
体捌き:何もしていないように見える 思いっきり<一口入れる感覚 スーパーアスリート:一瞬でトップスピード 力み→パワーを半減・疲労 うっすらと目を開く感覚:五感をバランスよく使う 日本人に適した筋肉:イチロー・肉体に抗わず・円の感覚 損得の計算<感謝・感激・感動 勝ち続けられる:まわりが弱く勝手に自滅 純粋に勝負を楽しむ 準備・実行・後始末 停滞期:目標が近くまで来ているサイン 固定観念<多定観念 まっすぐ感じる直感と曲感 正しい努力:自分なりの工夫・遊び感覚 楽しさを追えば強くなり・ラクを追えば弱くなる2020/07/11