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内容説明
電車、銀座の街頭、デパートの食堂、花鳥草木など、生けるものの世界に俳諧を見出し、人生を見出して、科学と調和させた独自の随筆集。「春六題」「蓑蟲と蜘蛛」「疑問と空想」「凍雨と雨氷」他39篇収録。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
和草(にこぐさ)
13
初寺田寅彦先生。硬い文章ではなく日頃の思ったこと、奥様、子供達のこと等。科学のことももちろん書いてあり、気負わず読了。2021/01/07
ハルト
8
読了:◎ 科学と歳時記の融合。科学者目線での季節の折々を語っている。科学者らしい繊細で深みのある視点は、今読んでも新鮮。自然や行事、自身の体調、科学について。それらを時代の目から、瑞々しく敏感に観察して書かれていて好きだった。折に触れて読みたくなるような随筆集だと思いました。2020/09/09
ポメ子
5
寺田寅彦の理科的エッセイ。 難しくてよく分からないものもあったが、全体的には読みやすかった。特に興味深かったのは、蓑虫に関する記述。幼い頃は冬になると見かけたが、この頃全く見ないので懐かしかった。あとは、チャイコフスキーの音楽を聴いて妄想している文。「秋の歌」という曲を聴いてみたい。2021/06/23
Sakuran
4
科学者の視点での随筆。草花や天候、鳥や虫に関するちょっとした疑問に、仮説を挙げてその検証方法の提案までしているのは科学者ならでは。自然に対する感想は普遍的で共感できる点もあり、100年近く前の時代であることを感じない箇所もあるが、アインシュタインがリアルタイムで活躍していたり、西洋の風習などを取り込むことに反発する個所などはこの時代特有。2020/07/23
黒猫
3
四季を描いた随筆集。 物事を客観的に捉える科学者としての観察眼と、文学者としての表現力。どちらも持ち合わせているなぁと思いました。 「じつにいい天気だ。 人間の心が蒸発して霞になりそうな日だね」 この表現が印象的。2023/04/19
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