講談社文庫<br> 南の島の魔法の話

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紙書籍版価格 ¥565
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講談社文庫
南の島の魔法の話

  • 著者名:安房直子【著】
  • 価格 ¥660(本体¥600)
  • 講談社(2020/05発売)
  • ポイント 6pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784061381100

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内容説明

電灯が消えてまっくら闇の中におかれた青年が、ろうそくの妖精の声にさそわれて、翻訳中のふしぎな物語の世界に入っていく「南の島の魔法の話」。愛の悲哀を抒情的に展開した、日本児童文学者協会新人賞受賞作「さんしょっ子」。また「鳥」「きつねの窓」など、鋭い洞察力と鮮やかなイメージで人生の真実をえがいた、ファンタジー童話12編を収録。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

はる

61
再読(何度目だ…)。「きつねの窓」や「さんしょっ子」など、切なくも美しい安房さんの魅力が溢れる作品集。安房さんは「空想と現実との境の、微妙に移り変わる虹のような色が好き」と仰っているが、まさにそんな作品たち。不思議な世界観なのに、少しも違和感なく入り込める。最後の「誰も知らない時間」が素敵だが、特にお気に入りは「ある雪の夜の話」。とても短いけれど雪の白、林檎の赤、そして月の青の描写が、ため息が出るほど美しい。2018/03/26

へくとぱすかる

52
「きつねの窓」を初めて読んだのは、もうはるかに遠い昔になってしまった。それから何度読んだのか。本は読む機会ごとにちがっているけれど、そのたびに目がうるっときてしまう。つかのまの小さな幸せを失う物語と感情の色彩が、ききょうの青そのものなのだと思う。「鳥」の話が耳鼻科の診察室から始まり、「夕日の国」がスポーツ店のショーウィンドウがきっかけになるなど、現実のどこにでもファンタジーの舞台はある。だからこそリアルに感じられるのだろう。哀しい話が多いけれど、「南の島の魔法の話」や「きつねの夕食会」は思わずほっとする。2021/02/28

吟遊

17
日本の正統派童話、という感じがする。たとえば、小川未明さんから引き継いだような和のテイストと、西洋童話的なものの折衷。そして、他方で著者独特の「少女」をモチーフとした異世界との接点、行き来は淡く、儚げ。オチのつきかたも読後、落ち着く。読書メーターでハルさんの紹介を読んで興味を持ち、読みました。2018/04/04

Hepatica nobilis

16
安房直子コレクションの1巻と半分ぐらい被っている。まだ残っていれば初心者には良さそうな短編集。結構不気味な作品もあるが、陰惨さはない。寓意や教訓も織り交ぜず鮮やかにもうひとつの世界そのものを見せてくれる。「大人」なつもりの自分が読んでも充分に浸れる童話集。未読だった中でも「きつねの夕食会」がなんともおかしい。2014/09/08

にんじん

15
安房直子さんのファンタジー童話集 。「きつねの窓」を含む12篇のお話は切ない展開のものが多いが、読後感はどこか爽やか。また読みたいたいと思わせる作品たちだった。2019/03/06

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