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内容説明
暴力団は壊滅できる!
警察官人生を通じ暴力団対策とりわけ凶暴として知られた工藤會対策に従事した刑事が明かす、暴力団との戦いのこれまでとこれから。
福岡県警と工藤會との戦いを通して、暴力団と日本社会がどう向き合うべきかが見えてくるのではないか。きれい事で飾った「ヤクザ」ではなく真の暴力団の姿を、そして暴力団壊滅のために何が必要なのか、多くの市民に知ってほしい。(「はじめに」より抜粋)
【目次より】
第一部 工藤會VS福岡県警
一 取締りあるのみ、の時代
二 工藤會壊滅を目指して
三 市民と共闘の時代へ
四 工藤會頂上作戦
第二部 暴力団VS市民
一 暴力団は今も脅威か
二 市民が暴力団に狙われたら?
三 令和の暴力団との戦い
四 ヤクザと刑事
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
nnpusnsn1945
48
福岡県警と工藤會の戦いを描いている。工藤會はやはり武闘派ヤクザらしく、平気で堅気を手にかける事件が多発している。手榴弾をクラブに投げ込んで負傷者を出した事件は、この状況でも完成に爆発していないようだ。著者ら県警の対策も段々功を成し、野村総裁、田上会長らの逮捕にまで至った。後にそれぞれ裁判で死刑、終身刑になっている。結婚式に極道関係者がいると途中で発覚したケースの対応も面白い。式は挙げさせて組の面子は保たせるが、ホテルを出禁にし、関係者は裏口から入場にしたようだ。2021/11/28
GAKU
47
著者は元刑事さんだから仕方ないとは思うが、事実の羅列のような文章で読んでいて面白くなかった。ただ一般市民だろうが、元刑事だろうが標的にしてしまう工藤會の凶暴さは伝わった。 2020/07/17
ばんだねいっぺい
32
非常に読み応えあり。「孤狼の血」を観たばかりだったので染み込んできた。これからも、警察・行政・市民が一丸となって、法治国家として治安形成に一生懸命やっていくことが必要だと実感した。対岸の火事で済むなら、寝ているけど、そうもいかない。2022/01/26
もちもちかめ
15
福岡県警頑張ったんだなと素直に尊敬。「より正確な情報に基づき、戦略を立て、そして現場には戦えるだけの武器を与え、兵站を維持しなければ勝利は望めない」工藤会のトップって格好いい人だったはずなのに看護婦さん襲撃とか人としてダサすぎと思ったら、溝下さん死んで野村さんになってこうなったのね。入院したときの看護婦さんの態度が悪いからって殺そうとしたの、当時全国民大激怒だったよね。ダサかったわー思い出した。ダサかったー。なんて言うか孫の代まで笑いものというか悪魔ってこういうことするよねというか。2022/11/18
団塊シニア
14
県警OBが書いた本だけに迫力のある内容で命がけで暴力団と対峙した姿勢が本書から伝わってきた、読み応えのある一冊である。2022/11/14




