THE BEAUTIFUL ONES プリンス回顧録

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THE BEAUTIFUL ONES プリンス回顧録

  • ISBN:9784866471143

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内容説明

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プリンスが世界へ書き遺したこと。

自身の生い立ち、人種差別の問題、アーティストの権利、創作論まで。

最初にして最後。
自叙伝プロジェクトを始動させた矢先、
急逝したプリンスが
世界へ遺した、自筆原稿を収録。

プリンス・ロジャーズ・ネルソンはいかにして、
「PRINCE」となったのか。

その物語が自身の言葉で初めて明かされる。

初公開のスナップ、自筆の歌詞やトラックリスト、
自身が書いたスクラップブック、創作途中のメモなど、
貴重な資料も多数掲載。

amazonレビューは2000を超え、
全世界を席巻した、
史上最大のポップ・スターの“自叙伝”。

『PRINCE THE BEAUTIFUL ONES』、待望の邦訳版。



<プリンス・エステート公認>

本書に寄せられた推薦コメント

訃報が世界を駆けめぐったとき、ペイズリーパークのエレベーターで倒れたという事実に最も大きな衝撃を受けた。 1992年3月、ぼくはミネアポリスの同スタジオを訪ねている。
何しろ初めての海外取材。現在に至るまで続く「音楽の旅」の基点でもあった。だからこそ、プリンスにはひとかたならぬ思い入れがある。
いま音楽をクリエイトする立場にいるぼくが、プリンスにとりわけ共感するのは、彼がいつでも現代に対峙してきたところ。「孤独への恐怖」が絶え間なく降りかかってくるいっぽうで、裏返し的に「連帯への希求」もまた強い、この現代に。
そのことを最も端的に表した作品のひとつが、1996年の“Somebodys Somebody”。プリンス流の夜想曲。夜の闇はその人の本質を照らしだす。ひとりを愛する人ほど、心のどこかでは誰かとつながっていることを確かめたがるものではないか。
ひとりだけど、孤独じゃない。プリンスが常に求め続けたのは独立性であって孤独ではなかったと、今になって思う。
たしかに「孤高のミュージシャン」「孤独を愛するスーパースター」といった言葉が似合う型破りの傑物だった。だが、この回顧録を読んで、プリンスが本当に求めていたのはそんな称号ではなかったこと、彼もまた悩み多き現代人のひとりであったことを強く思い知った。
――松尾 潔(音楽プロデューサー)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ゆうきなかもと

10
生前、自叙伝を書こうとしていたプリンス。その手伝いをしていた著者が生前にもらっていた原稿を中心に構成されたのが本書。プリンス本人の原稿部分が圧巻で、個人的には未だ見たことのない不思議な文体だった。噂ではこの本で「black lives matter」への解決すら図ろうとしていたらしいが、本当にそんなことが可能なのか、わからんが、それを可能にしてしまいそうだと思わせるくらい、素晴らしい文才だと断言できる。プリンスのファンだけでなく、音楽家志望の人や人生に限界を感じてる人にもぜひともオススメしたい。2021/04/29

ないでこ

2
元々はプリンスが初めての自叙伝、だけでなく人種問題や特権階級に訴える内容を計画してたものだったけれども、取り掛かった後急逝。なので編集者とプリンスによる計画内容とプリンスが書いた少しの文のみ。完成にならなかったのが本当に残念ですが、プリンスが書く文章はとても魅力的ですし、壮大な計画をしていた意図がわかるような貴重なものだと思います。 また、僕が同じく好きなマイケルについてもほんのちょっと触れられていて、プリンス曰くマイケルの音楽の本質は「マジック」だと。確かにね。2020/05/04

マサキ

1
インタビューでもけむに巻くようなコメントをし、多くを語らなかったプリンス。そんな彼が自伝を綴った貴重な本。成功してからの回顧録ではあるが、ぶっ飛んでいる。歌詞の中そのものの日常だったようだ。プウィンス・・・。そして、両親の離婚と父と生活することを選んだことが、決定的に彼の人格形成とミュージシャン形成に影響を与える。ファンキーな人はしゃべる言葉からして、歌っているような人である、ミュージシャンは楽器を弾けなければダメである、といったこだわりも彼の言葉、考え方として知ることができて良かった。2023/04/19

yoyogi kazuo

1
この未完に終わった自伝の中では、プリンスは母に焦点を当てる予定だった。 プリンスの手書きになる映画「パープル・レイン」の草稿では、フラッシュバックの最中、プリンスは自分とヴァニティを自分の父と母だと思い込むという設定になっている。 デビン・デバスケスは回顧録の中で、ヴァニティとプリンスは瓜二つの人格だったと書いている。プリンスが2016年4月のアトランタ公演のときにジュディス・ヒルに「最近は死んだ友人たちと夢の中で会っている」と語ったのは、ヴァニティのことだったかもしれない。2020/09/13

楓糖

1
「子どもにとって、両親が喧嘩をしている音は、恐ろしいものだ。そこに暴力が加わると、魂が潰されるほどのダメージを受けることもある」「何度かコミュニケーションが断絶し、暴力も起こった後、母と父は離婚した。これが自分にどんな影響を与えることになるのか、僕にはまったくわかっていなかった」「理想を言えば、両親は添い遂げるべきだ。母が再婚した日、僕は実の父と暮らそうと決めた。実父は聖書を愛し、強い倫理観と気品を持っていた。継父にはまったくなかった気質だ」2020/09/20

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