教師崩壊 - 先生の数が足りない、質も危ない 著

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教師崩壊 - 先生の数が足りない、質も危ない 著

  • 著者名:妹尾昌俊
  • 価格 ¥950(本体¥864)
  • PHP研究所(2020/05発売)
  • ポイント 8pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784569846859

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内容説明

いま、日本の教師は危機的状況にある。年間5000人が精神疾患休職となる「死と隣り合わせの現場」で働き、その過酷な労働環境が「学ばない教師」「信頼されない教師」を生み出している。しかしその背景には日本の教育の「構造的な大問題」があると、全国の学校現場を渡り歩く著者は指摘する。そこで本書では、教師の「現状をデータとファクト」に基づき客観的に示し、そこで起きている5つの危機を「ティーチャーズ・クライシス」と題して解説。現在の危機的状況を脱し、豊かな教育を取り戻す方法についても提言した、未来の教育の必読書。 【本書の内容】第1章 〇クライシス1 教師が足りない/第2章 〇クライシス2 教育の質が危ない/第3章 〇クライシス3 失われる先生の命/第4章 〇クライシス4 学びを放棄する教師たち/第5章 〇クライシス5 信頼されない教師たち/第6章 教師崩壊を食い止めろ!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

てつのすけ

46
私が小学校に入学した頃は、先生は怖い存在だったが、今はそういう存在ではないのだろう。しかし、だからといって尊敬されない存在になってはいけない。考えが古いかもしれないが、生徒のみならず保護者からも尊敬されるべき職業だろう。そのためには、国が教育制度を見直し、先生の時間的な余裕を作り、指導方法はもちろんのこととして、人間的にも自己研鑽に励んでもらいたいと考える。2020/08/16

GAKU

45
こんな現場、環境、待遇では教師になりたいと思わないだろう。あとたまたま私の知っている人達だけがそうだったのかもしれないが、教師って世間とずれた変な人が多かった。「地毛証明」を提出させるとかのブラック校則も理解出来ない。ちなみに私が行っていた高校は、長髪、毛染め、ヒゲ、パーマ、ピアス自由でした。だからと言って生徒がみな、乱れていたなんて事も無かったし。自由で和気あいあいな雰囲気で良かったけれどね。2021/03/25

terve

38
教師崩壊の実情を五つの観点から見ていく一書です。相変わらずですが、小中のデータは豊富であるにも関わらず高校のデータが少ないですね。しかし、こういった本の中身は、教師にとっては常に感じていることでしょうが、本にならなければ教師以外の人たちは実情が理解できないということでしょう。そういった意味で教育分野は風通しが悪いのだと思います。まぁ日本型の教育には良いところも悪いところもあります。ですので、感情論でない点は良書ではないでしょうか。この方はyahooコメントでも見られるので、是非見てみてください。2020/05/17

桜もち 太郎

25
若干風呂敷を広げすぎているところはあるが、まあ的は得ている。要は国は教育に金を使えということだ。金を使うとは人材を充てろということだ。人といっても非常勤講師や再任用ではなく正規教員をだ。そして真の働き方改革をなすべきだ。教員はスーパーマンではない。あれもやれこれもやれと現場を知らない人間たちが学習指導要領を改悪し、全ては子供たちのためと残業代さえもつかない仕組みを作り、どれだけ教員の善意に甘えているのだろうか。このままでは本当に教師崩壊してしまうぞ。と、本を読んでも個人では手の打ちようがない自分が悲しい。2020/12/02

ステビア

23
よくばりな学校をやめてチームアプローチで生産性を上げよう2021/12/24

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