シネマの大義

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シネマの大義

  • 著者名:廣瀬純【著】
  • 価格 ¥2,999(本体¥2,727)
  • フィルムアート社(2020/05発売)
  • 夏休みの締めくくり!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~8/24)
  • ポイント 810pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784845916399

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内容説明

ただちょっと面白いだけで、あとはさっぱり役立たずだった映画というものが、廣瀬純の言葉によって今ようやく何かの役に立とうとしている!
 ――黒沢清(映画監督)

ストローブ=ユイレ、青山真治、ジャン・エプシュタイン、万田邦敏、若松孝二、クリント・イーストウッド、山中貞雄、クエンティン・タランティーノ、ヴィム・ヴェンダース、空族、レオス・カラックス、大島渚、小津安二郎、マルコ・ベロッキオ、カトリーヌ・ドゥヌーヴ、高倉健、ロベール・ブレッソン、マノエル・ド・オリヴェイラ、黒沢清、クロード・シャブロル、パトリシオ・グスマン、エリック・ロメール、セルゲイ・エイゼンシュテイン、ジャン・グレミヨン、グラウベル・ローシャ、鈴木清順、ジャン=リュック・ゴダール……。

本書は、蓮實重彦以来の「シネマ」概念をめぐり、その「大義」とは何かを問うべくして書かれた、映画批評家・廣瀬純による2006~2017年までの主要映画批評・論考を一挙収録した「映画批評とは何をなすべきか」について考え続ける著者の果敢な実践の書である。

現代日本において最も先鋭的かつ実践的な映画批評を手がける廣瀬純、初の映画論集である本書には、単行本未収録論考、国内未発表テクストほか、講演、討議、座談会まで、映画をめぐる「言葉」のパフォーマンスを凝縮。映画を見ること、映画をつくること、そして映画を思考することとは、いったいどのようにこの世界と関わるのか、映画に携わるあらゆる人々のために、そして映画それ自体のために紡がれた、映画批評の真の現在形をぜひ感じてほしい。

「個人的な思いつき、突飛なアイディア、逞しい想像力といったものが原因(cause)となって創造されたフィルム〔......〕個人の大義(cause)の下で撮られたフィルムはその個人にしか関わりがない。「シネマの魂」が原因となって創造されたフィルムだけがすべての者に関わるのだ。シネマの大義の下で撮られたフィルムだけが、全人類に関わるのである」
 ──本文より

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

踊る猫

15
読みながらその熱に唸らされてしまった。著者が極めて聡明な人物であることは疑い得ないが、同時に何処か病的なものを抱えているのでは、と。だからこの本は優等生の「お勉強」の成果ではない。ドゥルーズもバルトも、ゴダールも黒沢清氏も、氏の脳の中でシェイクされて消化されて出て来た成果がこの著書なのではないか、と。本書に倣って言えばこの一冊は廣瀬氏の「クソ」なのではないか? 私自身さっぱり意味が掴めなかったところも多々あるのだけれど、それを超えても読ませられたことの意味は大きい。不良だからこそ書けたテクストと言うべきか2018/03/27

犬猫うさぎ

0
読んでない項は以下 メイ・デイに~ いったい誰が~ ユリイカ対ユリイカ 微笑みという新たな~ 時間を撃ち込まれた~ 接吻 ありがとう 若松 ゴダール マネ 無人島 命がけの ヴェンダース 大島渚 梅本洋一 甘き人生 ドヌーヴ 高倉健 シャブロル グスマン 清順 あとがき2018/06/20

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