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内容説明
21世紀最初の二〇年間の日本の経済政策は、財政健全化とデフレ脱却を追求し続けてきたといえる。そこでは次々に襲いかかる危機の克服に経済学の知恵が問われた。
官邸主導で展開されたアベノミクスも例外ではない。小泉内閣以降、経済政策の立案に加わった五人の経済学者、伊藤隆敏、岩田一政、大田弘子、竹中平蔵、吉川洋の各氏との対談を通じて得た現場での議論を踏まえ、現在行われている政策の核心に迫り、今後の課題をあぶり出す。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
tacacuro
3
なんと便利な本が出てきたことか。2001年以降の経済財政政策における経済財政諮問会議の役割を理解しようと思えば、これまで清水真人氏、竹中平蔵氏、大田弘子氏などの著作を何冊も読み込む必要があったが、20年分の通史がこの1冊にわかりやすくコンパクトにまとまっている上、巻末には歴代会議メンバーの一覧表や年表も掲載。同会議に参加した経済学者が具体的にどのように政策形成に関与したか、著者との対談を通じて浮き彫りにされている。経済再生と財政健全化を目指す関係者必読の書。2020/06/08
グリーン0607
0
小泉内閣時代の経済財政諮問会議の議論、特に経済成長と財政再建の関係に関する経済学者の論争がとても分かりやすく解説されていて、勉強になりました。2021/01/02