内容説明
ニューヨークに住む友人の家を訪ねていたときのことだ。彼の書棚にある一冊の本が目を引いた。特大版で、派手なカバーには、『オズの魔法使い』でドロシーが着ていた青と白のギンガム・チェック姿のジュディ・ガーランドの写真があった。ページをめくっていて、次のような思いが浮かんできた。人生の長い期間を本の編集に捧げ、たくさんの知恵を身につけてきたけれども、私が学んだ知恵のほとんどは、最初子供のときに見たこのすばらしい映画の中にある……。――本書より
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
めまい
3
自分語りに近い記述が多くて頭痛が…。後半は心理学を踏まえ、モチーフについてしっかり言及されているので面白く読めた。映画は少し怖いのだけど、恐怖感を通して観ることで、この旅で彼らが何を得たいのか考えさせられる気がする。2024/01/29
Sosseki
1
「オズの魔法使い」はこどもの頃本で読み、映画は全部観たか、観ないか。一つの児童文学からこんなに多くの人生訓を導き出すのには驚きだ。よほど好きでないとできないことだろう。機会があれば読み直すか、映画を観てみたい。「世界を変えたければ、自分が変わりなさい」2023/10/24